鎌倉の紅葉2018年の見ごろは12月上旬! 塩害の影響に注意

モミジの紅葉

趣あるお寺のお堂や燃え立つようなモミジの紅葉に出会う(円覚寺にて)

鎌倉の紅葉は例年、12月上旬が見ごろ。鎌倉に紅葉散歩に行くなら、このころがおすすめです。鎌倉は海に近く温暖なこともあってか、皆さんが考えているよりも紅葉が大分遅いんですよ。

2018年の紅葉は、11月30日現在、4割程度。円覚寺など、日当たりのいいところは見ごろを迎えています。明月院や東慶寺などの日陰がちなところは、12月2週ごろに見ごろを迎えそうです

9月末の台風の塩害の影響で、海に近い江ノ電沿線のイチョウやモミジは、枯れた葉が多く見られます。鎌倉で紅葉を楽しむなら、内陸・北鎌倉や瑞泉寺、覚園寺などの方のモミジに期待したいところです。

見ごろの時期について少し詳しくいうと、例年、イチョウの黄葉は11月4週、モミジの紅葉が12月1~2週がベストシーズン。モミジの方がイチョウより少し遅い時期に見ごろを迎えます。

ただし、今後の天候によっても紅葉見ごろの時期は左右されるので、また近いころになったら、ネットなどで旬の情報をチェックしてみてくださいね。この記事も、状況が変わりましたら内容を更新します。
 

混雑を避ける時間帯や交通手段は?

紅葉シーズンのイメージや、テレビや雑誌などで紅葉特集が取り上げられる時期もあってか、紅葉狩りに鎌倉に来る人の数は11月ごろがピーク。実は鎌倉の本当の紅葉シーズンである12月上旬は、あまり人が多くないんですよ。静かに紅葉を楽しみたいと思ったら、12月1週~2週ごろに行くのがおすすめです。
モミジの紅葉

鎌倉のモミジのベストシーズンは12月上旬

11月中に鎌倉を訪れたいと思ったら、やはり混雑は覚悟で。メジャースポットを行程に組み込もうと思ったら、まずその場所を、人が増える前の朝一番に訪れてしまいましょう。特に11月ごろ長谷寺に行きたいと思ったら、江ノ電も長谷寺も混雑するので、10時ごろまでに拝観するのがおすすめです。

午後3時ごろ、閉門直前も、多くの人が帰った後なのですいていますが、秋~冬は日暮れの早さに合わせ、多くの社寺も閉門時間が早くなります。4時に閉門するところもあり、閉門間際を狙うなら、ネットなどで閉門時間を調べておく方が無難。せっかく行っても入れないのではもったいないですよね。
 

いつ、どこに見に行くのがいい?おすすめの紅葉名所・スポット

鎌倉の中でも、モミジとイチョウでは紅葉時期が違い、また日当たりなどによっても、紅葉の時期にはズレがあります。まずは、日当たりがいい場所のイチョウから色づきはじめ、次第に普通の場所のイチョウやモミジが紅葉して、最後に、谷戸あいの日の当たりにくい場所のモミジが色づく……という順番です。

早い時期から順に、鎌倉の紅葉の主な見どころ・見ごろを見ていきましょう。

●11月下旬
荏柄天神社のイチョウ
源頼朝墓前のイチョウ

●12月上旬
東慶寺のイチョウ
円覚寺のモミジ
明月院のモミジ
建長寺のモミジ
長谷寺のモミジ
鎌倉宮のモミジ
源氏山公園のモミジ

●12月中旬 
妙本寺のモミジ
覚園寺のモミジ
佐助稲荷神社のモミジ
 

荏柄天神社・源頼朝墓前

11月下旬の荏柄天神社・源頼朝墓前のイチョウについては、ガイド記事をご覧くださいね。
鎌倉 荏柄天神 きらめくイチョウ紅葉と隠れ家ランチ

どっしりとしたイチョウの巨木が黄金色に輝く様は、本当に見事。悠久の時の流れが感じられます。
荏柄天神社のイチョウ

樹齢900年の荏柄天神社のイチョウ


■荏柄天神社
TEL:0467-25-1772
住所:鎌倉市二階堂74
アクセス:鎌倉駅から大塔宮行きバスに乗り、天神前バス停下車、徒歩3分。または鶴岡八幡宮より徒歩10分
ホームページ:http://www.tenjinsha.com/
■源頼朝公墓
住所:鎌倉市西御門2-6
アクセス:岐れ道バス停より徒歩5分。清泉小学校裏
 

鎌倉宮 紅葉の名所・獅子舞の谷につながる道も

鎌倉宮(大塔宮)の社務所前の紅葉はとても見事です。特に紅葉が美しい時期は12月上旬。クスノキの生える森を進み、親王の一代記などが展示された宝物館を拝見。木の門をくぐると、社務所前に、モミジの木々が広がります。詳しくは「鎌倉紅葉ハイキング 美しいモミジの獅子舞の谷へ」をご覧ください。
鎌倉宮の紅葉

グラデーションが美しい鎌倉宮の紅葉

鎌倉宮は紅葉が美しい山道の、獅子舞の谷にもつながっています。

■鎌倉宮
住所:鎌倉市二階堂154
アクセス: 大塔宮バス停そば
ホームページ:http://www.kamakuraguu.jp/
 

覚園寺

12月中旬が見ごろの覚園寺について、詳細はこちらをご覧ください。
鎌倉紅葉ハイキング 美しいモミジの獅子舞の谷へ(5ページ目)

覚園寺には大塔宮バス停から平坦な舗装路を10分ほど歩けば到着します。天園ハイキングコースを歩いた後、山道を下りて覚園寺に向かう、といったコースもいいですね。鎌倉の奥座敷でお寺の方にご案内いただき、荘厳な境内で拝見する紅葉は、深く胸にしみいるような景色です。覚園寺は、下記のとおり拝観できる時が限られているので、ご注意を。

※覚園寺拝観時間等10:00、11:00、13:00、14:00、15:00 (正午は土・日・祝日のみ有り) 
雨天、荒天、2017年8/1~31、12/20~1/7は拝観休止
覚園寺

覚園寺では、時間ごとにお寺の方が境内をご案内くださいます

■覚園寺
住所:鎌倉市二階堂421
アクセス: 大塔宮バス停から徒歩約10分
 

長谷寺 夜にはライトアップも

鎌倉 紅葉 名所 長谷寺 おすすめ

写真は記事「鎌倉の「絵になる」紅葉スポット5選」より

長谷寺の紅葉は、夜にライトアップされるんですよ。京都などではすっかりお馴染みになっている紅葉の夜間ライトアップですが、鎌倉で実施しているのは、今のところ長谷寺のみなんだとか。幽玄な、夜の紅葉の世界に出会うのもすてきですね。鎌倉ガイド・森川孝郎さんの記事「鎌倉の「絵になる」紅葉スポット5選(3ページ目)」で、ご紹介されています。

■長谷寺(長谷観音)
住所:鎌倉市長谷3-11-2
アクセス:江ノ電長谷駅より徒歩5分
 

東慶寺・円覚寺・明月院・建長寺

鎌倉 紅葉 おすすめ 名所 明月院 

明月院 本堂の円窓。画像が記事「鎌倉の「絵になる」紅葉スポット5選」より

12月上旬の東慶寺・円覚寺・明月院・建長寺の紅葉は、併せて北鎌倉散策として1つのコースにするのがおすすめです。円覚寺や建長寺、明月院については、森川孝郎さんが紹介された記事「鎌倉の「絵になる」紅葉スポット5選」が参考になります。

建長寺や円覚寺などの大寺院の紅葉は、やはりスケールが大きく、見ごたえがあります。北鎌倉駅周辺にまとまって寺院がありアクセスが良いので、メジャースポットを気軽に散策したい人におすすめ。
建長寺・半僧坊付近の紅葉

建長寺の紅葉。境内奥の半僧坊の辺りにはモミジがたくさん

■東慶寺
住所:鎌倉市山ノ内1367
アクセス:JR横須賀線北鎌倉駅より徒歩約4分
■円覚寺
住所:鎌倉市山ノ内409
アクセス:JR「北鎌倉駅」徒歩1分
■明月院
住所:鎌倉市山ノ内189
アクセス:JR「北鎌倉駅」徒歩10分
■建長寺
住所:鎌倉市山ノ内8
アクセス:JR「北鎌倉駅」徒歩15分
 

源氏山公園

12月初めごろ、のんびり紅葉ハイキングをしたい方は、源氏山公園がおすすめ。モミジの木が点々と生えており、紅葉散歩を楽しめます。有名な源頼朝像の前ではドウダンツツジが赤く色づきます。銭洗弁天に立ち寄って、「増えますように!」とお金を洗うのもいいですね。

■源氏山公園
住所:扇ガ谷4丁目7-1
源氏山公園の源頼朝像

源氏山公園の源頼朝像。手前のドウダンツツジが色づいています

 

穴場の紅葉スポットはココ!妙本寺、瑞泉寺、佐助稲荷神社

鎌倉の紅葉の穴場は、12月中旬にようやく見ごろを迎える妙本寺や瑞泉寺、佐助稲荷神社。
瑞泉寺の紅葉

瑞泉寺の紅葉

いずれも谷あいなので、鎌倉で一番遅い時期に紅葉が見られます。
妙本寺のお堂の回廊から望む紅葉

妙本寺のお堂の回廊から紅葉を眺めて

年の瀬も迫る12月3週目くらいには、鎌倉に紅葉散策に来る人はほとんどいないため、ひっそりとした境内で、本当にしみじみと紅葉散策を味わえますよ。
佐助稲荷神社の紅葉

年の瀬も迫るころに見ごろを迎える佐助稲荷神社の紅葉

そのほか、12月まで待てない!という場合は11月下旬ごろの安国論寺のイチョウもおすすめ。名越辺りは、この時期は人があまり多くないので、静かな晩秋の散策が楽しめます。このころは、安養院のツワブキの黄色い花もきれいなんですよ。

■妙本寺
住所:鎌倉市大町1-15-1
アクセス:鎌倉駅東口より徒歩8分
■瑞泉寺
住所:鎌倉市二階堂710
アクセス:大塔宮バス停から徒歩約20分
■佐助稲荷神社
住所:鎌倉市佐助2-22-12
アクセス:鎌倉駅西口より徒歩15分

……さて、2018年9月初め時点で、秋の訪れは例年どおりのようです。鎌倉では9月ごろからいち早くサクラの葉が黄色くなり、緑だったイチョウの葉にも、少しずつ色づきのきざしが見えてきます。今年はどんなすてきな彩りの世界に出会えるか、楽しみですね!

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