「ダブル洗顔不要のクレンジングって、本当に洗顔いらずなの?」
ダブル洗顔は不要?必要?
Q. 『ダブル洗顔不要』と書いてあるオイルクレンジングって、本当に洗顔しなくて大丈夫なのでしょうか? 洗った気がしなくて、ついダブルで洗顔してしまいます。(30代・専門職)
肌に汚れが残ってしまうなら話は別ですが、基本的に『ダブル洗顔不要』と書かれている場合、特に洗う必要はありません。もちろん洗い上がりの好みもありますので、さっぱりしたいなら洗って下さい。ひと昔前は、オイルは汚れを落とし過ぎるとか言われましたが、今は昔、オイルは素晴らしくよくなっているので、むやみに取り過ぎたりする心配はありませんからね。
ご存知のように、メイクや皮脂は、油の汚れ。水だけでは落ちません。油ギトギトの台所のコンロ周りは、洗剤を使わないと落ちないのと一緒ね。で、このとき必要になるのが油と水を結びつける界面活性剤の存在。界面活性剤ってよくないイメージがあるかもしれませんが、今の時代、そこも心配不要です。粗悪な界面活性剤なんて世の中に出回っていませんから。そして、界面活性剤がなければメイクもメイククレンジングも成り立たないのです。
ダブル洗顔不要のクレンジングポイント
つまり、ダブル洗顔不要のクレンジング剤でポイントになるのは、メイクとオイルをちゃんとなじませて、汚れを浮き上がらせる乳化のさせ方。しっかり汚れを浮きあがらせてから流せば、さっぱり洗い上がるはず。でも、ここをわりとチャチャッと済ませて、なじませ不十分ですすいでしまうと、後でさっぱりしない感じが残るのかもしれないですね。化粧品はある意味、嗜好品です。どういう風に使うかは、あなた次第。自分の好みに合わせて使ってもらって、差し支えないと思います。ただ、お手入れの中でも洗顔は本人の習慣だったり、思い込みに意外と左右されがち。例えば、乾燥肌だけどキュッキュと洗い上がるまでしっかり洗顔するのが好み、または脂っぽい肌だけどしっとりした洗い上がりが好みなど。その洗い上がり感が好きで、洗顔料や洗顔方法を選ぶ方も中にはいらっしゃいます。肌の状態がよければそれで問題ないですが、肌の調子がイマイチと悩んでいる場合は、見直してみるといいですよ。
洗顔料はマイルドなタイプが洗いすぎを防いでくれる
でもやっぱり「もう少しさっぱりしたいから洗いたい」ということなら、洗顔料はマイルドなタイプが洗いすぎを防いでくれるのでオススメです。ちなみに、私もその日の肌状態によって、ダブル洗顔不要のものでも洗顔料を使って洗顔することがありますよ。やっぱり、泡洗顔のさっぱり感がほしいってときもありますものね。肌の状態は日々変わるから、「こうあらねばならない」「これが正しい」と決めつけず、その日の天候や気分、肌の調子に合わせて使い分けたり、洗い方を工夫(部分的にダブル洗顔したり)するといいですよ!山本さんのおすすめアイテム
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山本浩未さん プロフィール
さまざまなメディアで大人気のヘア&メイクアップアーティスト。取り入れやすいメイクテクが、幅広い年代の女性に支持される秘密。
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