キッチンプランを検討する際に、水栓金具の機能やデザインは重要なポイント。最近では、浄水機能を持つ水栓金具を設置するケースもみられます。

システムキッチンのオプション仕様などにもラインアップされていますし、分譲マンションでも設置されているケースも。ここでは、浄水機能を持つ水栓金具(水栓一体型・ビルトイン型)について、選ぶ前に知っておきたい、その種類と特徴をまとめました。

水道水に含まれている物質を除去するもの

スリムなグースネックデザインに、タッチレス機能をプラスした浄水器専用の水栓。 カートリッジの交換時期が近づくと操作パネル上に表示。 [浄水器専用水栓 ナビッシュ ビルトイン型] undefined LIXILundefined http://www.lixil.co.jp/

スリムなグースネックデザインに、タッチレス機能をプラスした浄水器専用の水栓。 カートリッジの交換時期が近づくと操作パネル上に表示。 [浄水器専用水栓 ナビッシュ ビルトイン型]   LIXIL

浄水器(機能)とは、水道水に含まれている物質(残留塩素やトリハロメタンなど)を除去、もしくは減少させる機能をもった機器のこと。家庭用の浄水器は、水道水を「ろ材」でろ過することで、おいしく安心な水を生み出すものです。

浄水器の「ろ材」には、活性炭やろ過膜、逆浸透膜など、いくつかの種類があり、「ろ材」によって、浄水器を「活性炭式」「ろ過膜式」「逆浸透膜(RO)式」「セラミック式」などと分類することもあります。

「活性炭式」は、粒状、粉状、繊維状などにした活性炭の働きで、残留塩素やカルキ臭、有機物などを除去するタイプ。「ろ過膜式」は、ろ過膜や中空糸膜などに水を通すことで、一般細菌や赤サビなどを除去するものです。現在、多く使用されている浄水器は、複数のろ材を組み合わせ、効果を高めた、「活性炭式」+「ろ過膜式」でしょう。

浄水器にはさまざまな種類・形状がある

undefined水栓本体に内蔵された高性能カートリッジは独自技術のセラミックフィルターを含む構造で、おいしい水をつくる。[オールインワン浄水栓 DSタイプ・エコハンドル] undefined LIXILundefined http://www.lixil.co.jp/

水栓本体に内蔵された高性能カートリッジは独自技術のセラミックフィルターを含む構造で、おいしい水をつくる。[オールインワン浄水栓 DSタイプ・エコハンドル]   LIXIL

浄水器には、さまざまな用途に合わせて、さまざまな形状があります。たとえば、水栓金具ではなく、持ち運びできるタイプが、ポット型(ピッチャー型)。浄水器本体を水栓(蛇口)に直接取り付けるのが蛇口直結型。また、据え置き型(ホース取り付け型)は、据え置いたり、壁に設置して使用するものです。

浄水機能を持つ水栓としては、水栓一体型(カートリッジ内蔵型)と、ビルトイン型(アンダーシンク型)があります。新築やリフォームで取り入れられるシステムキッチンに設定されている浄水水栓は、すっきりとしたキッチンとするために、これらのタイプが多くみられます。

■水栓一体型(カートリッジ内蔵型)
水栓金具の胴体などに小型のカートリッジが組み込まれたタイプ。 カートリッジ交換も比較的簡単です。

■ビルトイン型(アンダーシンク型)
キッチンカウンターの下に浄水器本体を取り付けるタイプ。新築やリフォームで多くみられるスタイルで、設置に関しては、専門的な工事が必要です。カートリッジの容量が大きいため、たっぷりと使用することが可能でしょう。

浄水専用水栓と湯水の混合水栓一体化させたタイプ

センサーに手をかざすだけで吐水・止水が可能。おいしい水がたっぷり使えるビルトイン型。カートリッジの交換時期が一目でわかるお知らせ機能付。[タッチレス水栓 ナビッシュ A6タイプ・浄水器ビルトイン型]undefined LIXILundefined http://www.lixil.co.jp/

センサーに手をかざすだけで吐水・止水が可能。おいしい水がたっぷり使えるビルトイン型。カートリッジの交換時期が一目でわかるお知らせ機能付。[タッチレス水栓 ナビッシュ A6タイプ・浄水器ビルトイン型]  LIXIL

水栓一体型(カートリッジ内蔵型)と、ビルトイン型(アンダーシンク型)には、それぞれ、浄水専用水栓タイプと湯水の混合水栓と浄水機能を一体化させたタイプがあります。

■浄水専用水栓タイプ
通常の水とお湯を使用するキッチン混合水栓とは別に、浄水専用として設けるタイプ。水やお湯と同時に浄水が使うことが可能です。リフォームなどで、既存の水栓にプラスして、浄水器を取り付けたい場合にも向いているでしょう。

■浄水機能を一体化させたタイプ
ひとつの水栓で、浄水、水、お湯を使い分けることができるタイプ。デザイン性の高い水栓金具も多くみられ、キッチンのアクセントにも。シャワー水流やホースが伸びるハンドシャワーなどもあり、使い勝手も高まっています。

水栓一体型やビルトイン型を取り入れるメリット

水栓一体型やビルトイン型を取り入れるメリットは、水栓からの浄水なので、すぐに調理に使用できること、据え置き型に比べて、キッチンカウンターなどのスペースがすっきりすること、ミネラルウォーターを購入しなくて済むため保存(収納)スペースを確保する必要やゴミがでないこと、などが挙げられます。そのため、子育て中や共働きのご家庭でも人気のアイテムのひとつとなっているようです。

カートリッジの交換期間、交換方法など事前に確認を

カートリッジはキャビネット内に設置する。デッドスペースである壁面に取り付けることができるタイプも。[交換用浄水カートリッジ]undefined LIXILundefined http://www.lixil.co.jp/

カートリッジはキャビネット内に設置する。デッドスペースである壁面に取り付けることができるタイプも。[交換用浄水カートリッジ]  LIXIL

浄水器を使用する際に、忘れてはならないのがカートリッジを交換。表示されている期間内に必ず、交換することが大切でしょう。水栓一体型やビルトイン型では、商品によって異なりますが、水栓金具の胴や台座部分などに、交換を知らせるサインが表示されるタイプもみられます。交換の目安は、商品機種や使用する地域、水量や水質などによって異なりますが、おおよその目安は、水栓一体型で2~4カ月程度、ビルトイン型で1年くらいでしょう。

いずれにしても、選ぶ際には、ショールームでビルトインされている状態なども確認し、交換期間や交換方法、カートリッジの価格や購入先などを事前に確認すること。取り入れる際には、予算も含め、キッチンのプランニングと同時に検討することが大切でしょう。


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