近未来型コレクティブハウス「かんかん森」
コモンミールのキッチン拝見

再開発工事が進行中で、すっかり駅前の景色が変わってしまったJR日暮里駅から徒歩約15分で、12階建ての日暮里コミュニティハウスに到着します。今回見学させていただくのはこの建物の2階と3階にあるコレクティブハウス「かんかん森」です。
■コレクティブハウス「かんかん森」の概要
・所在地:荒川区東日暮里3丁目
・敷地面積:2,814.47m2
・建物面積:1,421.96m2
・延床面積:1,944m2(2階+3階)
・住戸総数:28戸
・専有面積:24.55m2~62.06m2
・賃料:71,000円~174,000円
・共益費:7,000円(2006年度)
・入居条件:居住者組合森の風およびCHC会員


3年半が経過した「かんかん森」

今回の見学会は、かんかん森の居住者の方々とNPOコレクティブハウジング社のご協力のもとで実現したもので、「NPO HOTNETキッチンを考える会」と「キッチンデザイナークロスミーティング委員会」の13名のメンバーが参加して開催されました。
まず高田さんからご挨拶があり、続いてかんかん森居住者の木下さんから、この施設の概要と経緯のプレゼンテーションをしていただき、引き続いてこの建物内部の施設を順に案内していただきました。

コモンダイニングからウッドデッキのテラスに出る。

まず最初は、コモンミールという共食の場にもなるダイニングルームです。3年前に訪問した時と比べ館内は殆ど汚れを感じないくらい手入れが行き届いており、共同作業の一つである当番制の掃除システムが徹底していることを伺い知ることができる。

コモンダイニングの吹き抜け天井の照明器具も手入れが行き届いている。

コモンリビングは共用のくつろぎの場として、書架に様々なジャンルの書籍が並び、CD音楽も楽しむことができる。何度も設置の可否が議題に取りあげられたそうだがテレビは置かれていない。このあたりも居住者の高い意識が伺われる。

ランドリールームに続くアイロンコーナー。

共用のランドリールームには5台の全自動洗濯機と乾燥機が並ぶ。住戸と離れたランドリールームで、洗濯時間の制限は設けていないため深夜に帰宅してからでも気兼ねなく洗濯ができる。

洗濯用流し台の上には、使用中に掲示する居住者名のラベルが置かれている。

屋根付き工作テラスの机の上には製作途中のものや工具類が広がる。

木工旋盤の周りも雑然としているが、何かホッとさせるものがある。”キチンと整理整頓するだけが生活を豊かにするわけではない”と見学者に語りかけている気がする。


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