マーケティング/家電マーケティングのプロが語るお得な家電との付き合い方

暑くて寝苦しい夜!眠りを助けてくれる睡眠家電とは

気温も湿度も上がり、睡眠時に寝苦しさを感じている人も多いのではないでしょうか。今回は家電を使って寝苦しさを軽減する方法をご紹介します。

伊森 ちづる

執筆者:伊森 ちづる

家電マーケティングガイド

ポイントは布団と寝室の湿度

質の良い睡眠をとるためには布団の中の状態である「寝床内環境」と、寝室全体の「寝室内環境」の両方を整えることが重要と言われています。中でもポイントになるのは湿度です。布団の中に湿気がこもると布団の湿度が上がり、安眠の妨げになるだけでなく、湿気を含んだ寝具が冷たくなることで不快に感じる人も少なくありません。また、布団の中に湿気がこもると、ダニやカビの繁殖の原因にもあると言われています。質の良い睡眠をとるには、湿気をうまくコントロールすることが重要です。

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睡眠のポイントは湿度と温度のコントロール



「寝床内環境」を整える手軽に使える布団乾燥機が続々登場

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マット不要の布団乾燥機が増えてきた写真は日立のHFK-VH700

布団の湿気とりにオススメなのが「布団乾燥機」。天気や時間帯に関わらずいつでも布団を乾燥させられるのが魅力です。最新の布団乾燥機はマットを広げる手間を省き、ホースを布団に差し込むだけで使えるものが多く登場しています。

布団の湿気は飛ばしたいけれど、布団が熱くなるのは困る・・・という人は、布団を暖めた後に送風して布団の熱を下げる"夏"コースや"送風仕上げ"コースの使用がオススメです。

温度設置を下げすぎない

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エアコンや扇風機は安眠の強い味方(写真はビックカメラあべのキューズモール店))


人は、深部体温(身体の中心の体温)が下がるにしたがって眠くなります。そのため、気温が高いと深部体温が低下しにくく、睡眠が妨げられます。夏場の室温は、26℃程度、湿度は50~60%が眠りやすいといわれています。

オススメの使い方は寝る前にエアコンで部屋を冷やしておく方法です。一晩中つけっぱなしにしておくと、明け方など気温が下がった時に寝汗などで体が急激に冷えてしまう心配があります。室温を下げ過ぎないように26℃~28℃程度に設定し、就寝後2~3時間でエアコンがオフになるようタイマーを使うのがオススメです。

エアコンで室温を下げなくても、除湿運転で「湿度を下げる」、扇風機などで「風を送る」と涼しく感じることができます。寝ている間に扇風機を使用する場合は、壁に向かって送風し、直接風が身体に当たらないようにし、冷えすぎないよう気をつけましょう。

最新のエアコンは、寝ている間に部屋を冷やし過ぎないようにする機能を備えているものもあります。例えば、センサーが人の体感温度をみながら室温をコントロールする機能、冷房運転と送風モードを自動で切り替える機能などです。
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