老後のために毎月いくら貯金すればいい?

いろいろ勧められるけれど

いろいろ勧められるけれど

「老後のお金「不安」に対抗するための6つのコツ」という記事を書きました。
今回は老後のお金の貯め方について考えてみましょう。

職業や家庭により経済状況はさまざま。収入も貯蓄額も異なります。シングルの人と家族持ちとでは、同じ収入でも積み立てられる貯蓄額も必要な老後資金も違ってくるでしょう。老後のお金の目標額は、必ずしも毎月いくらと決まっていないといえます。

老後のお金の貯め方5つのコツ

老後のお金の貯め方にコツ、いろんな観点から考えてみました。

1.賃貸か持ち家か、早めにシミュレーションを!

消費支出の中で住居費(住宅ローンは除く)はかなりの割合を占めます。例えば、総務省の平成27年家計調査報告(家計収支編)によると、民営住宅で借家の場合、年収500万円の世帯で消費支出が月約26万6000円、住居費が月約6万2000円、食費は約5万8000円ですが、持ち家の場合消費支出が月約26万6000円、住居費は月約1万1000円、食費は約7万円です。家賃があるためか他の出費を抑えている様子がうかがえます。

ちなみに高齢夫婦(夫65歳以上妻60歳以上)無職世帯の持ち家率は92%以上です。家賃を払わない安心感があるからでしょうか?持ち家の比率は高くなっています。

住居を賃貸か持ち家かは、早めに方向性を決めた方が老後の貯金額は定まり安いと思います。ただし「若いうちに家を買ってしまう」のが必ずしも得策ではありません。20代30代は、仕事の都合で住所が変わったり、子供の人数が増える等、ライフスタイルに変化を生じやすいからです。

「お家を買いたい」そう思ったとき、勢いで住宅ローンを組んでしまうのは、1、2か月は待ってください!年収マイナス支出で現在の貯蓄額も入れ、ざっくりと住宅ローンの終了、その後も夫80歳から妻85歳までのキャッシュフローを作ってみることをお勧めします。住宅ローン返済額だけでなく、住宅購入後の固定資産税や管理費(物件により異なるが月約2万から3万円で)も支出に入れることをお忘れなく。

経済的に無理のない住宅購入は老後安定の要となり得ますが、無理な住宅ローン(銀行が貸してくれる額が無理ないとは限らない)は老後の負債超過になり得るのです。退職金で完済する予定の住宅ローンは組まない方が賢明と思います。

必ずしも持ち家イコール住宅ローンではありません。総務省の平成27年(家計調査貯蓄・負債編)によると持ち家世帯が76%で住宅ローンを返しているのは約40%です。「住宅ローンを払い終わった」世帯もあると思われますが、退職金が見込めたので住宅ローンを組まず、一括払いで家を買った人、相続で家を得た人も結構な比率でいる計算になります。

2.貯めるにはとにかく収入≧支出
給与など定期収入があるときは例え1000円からでも給与天引きで貯めるが確実です。現在の生活に見合った貯金が一番なので、「育児・教育費がかかる」「失業直後」など貯められない時期は貯金の切り崩しをなるべく避け「収入=支出」を目指し無理はしないことです。

ただしそんな時期でも、自炊したら「外食貯金」で3000円とか「惣菜貯金」で1000円とか、スポットで貯金箱に入れてみるといいでしょう。

3.節約は、家族の価値観をすり合わせて決める
家が賃貸か、持ち家か、どこに住んでいて、どういう生活をしたいかにより、生活費が異なります。現役で収入のあるうちから、生活のどの部分にこだわり、どの部分なら節約できるのか、家族で検討してみるといいでしょう。

特に子育て世帯は、どう教育したいかより譲れない教育費は異なりますし、妻の働き方や大黒柱や実家義実家の協力度合いによって、かかるお金が異なります。介護がある家庭は、介護される親御さんの様子で介護費用が異なります。

老後の目標額は2人以上世帯の貯蓄額の中央値1052万円(27年総務省家計調査(貯蓄・負債編)より)

老後のお金が心配な人はいくらずつを貯金すればいいのでしょう。平均的な家庭の貯蓄を中央値約1000万円を目指しましょう。

ちなみに住宅ローンの有無で貯蓄額はずいぶん異なる実態があります。ちなみに住宅ローン有世帯の貯蓄は952万円なのでやはり1000万円目指してみてはいかがでしょうか?

貯金中央値

みんなどのくらい貯金してる?















1000万円をクリアしたら、次はお金持ちも入る貯蓄額平均値1800万円を目指しましょう。それもクリアしてやる気満々なら3000万円目指しましょう。

ローンと貯蓄

住宅ローンがあっても貯金できる?
















5.老後も元気なら働き、財形や積み立てを!

貯蓄目標額に届かなくてもそんなに心配することはありません。希望者の定年は65歳まで延長されています。例えば夫婦のどちらかが働けない、貯金も少ない状態なら、年金、児童手当(晩婚で子供が小さい場合)や失業手当など公的給付の1部をを積み立てするなどもいいでしょう。

まずは収入≧支出で生活することです。貯金は1000万円、1800万円、3000万円と徐々に目標を上げていき、目標額に届かなくても、元気なら老後も働きましょう!

現役時代から始める、老後のお金の上手な貯め方
40代の4人に3人が準備不足…老後資金の賢い作り方は?
50代は老後資金を作るラストチャンス
まずは1000万円!賢い老後貯蓄とは