世界三大瀑布、ナイアガラの滝
カナダ滝とフォールズビューカジノホテル 写真提供:オンタリオ州観光局
ナイアガラの滝の観光は、この滝のすごさをいかに楽しむかがポイント。下から見たり、横から見たり、裏から見たり、空から見たり…… ありとあらゆる角度から滝が見られるよう、さまざまな趣向を凝らしたアトラクションがあります。
ここでの楽しみ方は、滝を見るだけではありません。大型のカジノで一攫千金を夢見たり、近隣の町、ナイアガラオンザレイクに足を伸ばし、名産のアイスワインをテイスティングする、アウトレットでのショッピングなど、プラスアルファの楽しみ方もいっぱい。
この記事では、このナイアガラの滝の位置関係やアクセス、気候・服装などの基本情報、ナイアガラの滝を楽しむアトラクション情報、近年ワインの産地としても知られるようになった、古都ナイアガラオンザレイクなど周辺地区も含めたエリアガイドとして紹介します。
- ナイアガラの滝までの移動手段についてはこちら>>>ナイアガラの滝へのアクセス
- ナイアガラの滝の気候はこちら>>>ナイアガラの滝の季節・気候・旅の服装
ナイアガラの滝を楽しむアトラクション
滝の寸前まで近づく観光船、「霧の乙女号」 写真提供:オンタリオ州観光局
霧の乙女号の船上からの風景 写真提供:オンタリオ州観光局
■ナイアガラ・ホーンブロワーツアーズ(観光船)
以前は霧の乙女号の名前で運行されていた遊覧船が、2014年より運行会社が変わり、ホーンブロワーツアーズになりました。ナイアガラのアトラクションの代表格であることには変わりなく、滝を眺める観光船で、滝のすぐそばまで接近します。観光する場所が世界屈指の滝ですから、それはものすごい水しぶき!乗船前にビニール製の合羽をくれますが、それでも足元が濡れることがあります。乗船の際には少々ぬれても平気なカジュアルな服装で。この遊覧船、営業しているのは夏だけで、営業期間は天候により異なりますが、大体5月上旬から10月下旬が目安です。
ナイアガラ・ホーンブロワーツアーズへのアクセス、注意事項、乗船中の見どころはこちら>>>ナイアガラの滝の遊覧船、ホーンブロワーツアーズ
ジャーニービハインドザフォールズ 写真提供:オンタリオ州観光局
霧の乙女号とともに、ナイアガラの滝の観光に欠かせないがテーブルロック。テーブルロックはナイアガラの滝のすぐ横にある展望台で、滝を間近に見ることのできる滝観光の中心地。インフォメーションセンター、レストラン、ギフトショップとともに、霧の乙女号に次ぐ人気を誇るジャーニービハインドザフォールズがあります。このアトラクションではエレベーターで降り、滝の落ちるすぐ横の展望台へ。落差53mの滝を間近で大迫力で見られます。また、滝の裏側に作られたトンネルでから滝を裏側からも見ることができます。このアトラクションは12月25日を除き、1年中オープンしているので、季節を問わず楽しめますよ。
空から見たナイアガラの滝 写真提供:オンタリオ州観光局
そのほか、滝を上から眺める方法もあります。その代表的な存在がスカイロンタワー。地上 160mの高さにある展望台からは滝の全景を一望することができます。また、タワーには1時間に1回転する展望レストランがありますので、食事をしながら滝を眺めることもできます。
■スカイホイール(観覧車)
もっと手軽に滝を眺めたいという人には、クリフトンヒルにあるスカイホイールがおすすめ。これは最高点が地上53mとカナダ最大級の観覧車。エアコン付きなので、比較的暑くなる夏でものんびりと滝を眺められます。
■ヘリコプター
もっともっと高いところから見たい人はヘリコプター観光はどうでしょう。高所・狭所恐怖症でなければ、これ以上はないほどの大パノラマで滝を見られ、その風景は圧巻!
滝のイルミネーション 写真提供:オンタリオ州観光局
ナイアガラの滝は夜も楽しめます。まず1年中行われているのがイルミネーション。日没の時間によりスタートの時間が異なりますが、毎日休むことなく、深夜まで色とりどりにライトアップされています。
また、夏の間の金曜、日曜、祝日(ビクトリアディ5月第3月曜、メモリアルディ第4月曜、カナダ建国記念日7 月1日、アメリカ独立記念日4日、シビックディ8月第1月曜)には花火も行われています。ただし、日本の最大級の花火大会から比較すると、ものすごく小規模なものなので、過度の期待は禁物。あっという間に終わります。
■カジノ
その他、一攫千金(一発散財?)を求める人はカジノへどうぞ。ナイアガラの滝には、クリフトンヒルのカジノナイアガラと、フォールズビュー地区にあるフォールズビューカジノの2つのカジノがあります。特にフォールズビューカジノはラスベガスを模した巨大カジノで、ラスベガスのホテル1軒分くらいの規模です。ショップやレストランも併設されているので、ギャンブルに興味のない人でも1度見てみる価値はあるかも。