コタキナバル

知られざる魅力!ボルネオご当地コーヒーの楽しみ方

実はコーヒーの栽培も盛んなボルネオ島。日本で飲まれているコーヒーとはまた違った味わいのロブスタ種コーヒーはお土産にも人気です。注文方法をマスターして、コタキナバルに来たらぜひボルネオコーヒーを堪能しましょう!

今村 志帆

執筆者:今村 志帆

コタキナバルガイド

ボルネオ島ではコーヒーも採れるんです!

ロブスタ

ボルネオ島のテノム地方で採れるロブスタ種のコーヒーの実。

大自然に包まれ、豊かな農産物にも恵まれたボルネオ島では、果物や野菜の他にもコーヒー、紅茶、カカオなど様々な作物が生産されています。

日本で飲まれているコーヒーはアラビカ種が主流ですが、ボルネオで栽培されているコーヒーは主にロブスタ種。アラビカ種より酸味が少なく苦味が強い豆です。日本ではブレンドのアクセントに使われることが多いため、ロブスタ種100%のコーヒーというのはなかなかお目にかかれません。

さらにマレーシアのコーヒーは焙煎の際に砂糖やマーガリンを加えて深煎りし香ばしさを引き立てるというちょっと変わった焙煎方法。日本のコーヒーとは一味違ったボルネオのローカルコーヒーをぜひコタキナバルで飲み比べてみてみましょう!

ローカルコーヒー=コピを楽しむなら街中の食堂へ。

コピオーピン

写真はミルクや練乳の入っていないアイスコーヒー「コピ・オー・ピン」。ボルネオコーヒーらしいコクのある苦味が楽しめ、暑い日にオススメの飲み物です。

コタキナバルのローカル食堂で一般的に飲まれているコーヒー「コピ」はコタキナバルから車で3時間ほど離れたテノムという地域で主に栽培されており、一杯50円~100円以下で手軽に楽しめます。

普通に「コピ」と注文するとデフォルトで出てくるのは練乳の入った甘いホットコーヒー。苦味の効いたボルネオコーヒーには練乳の甘さがよく合いますが、お好みでアレンジしてもらう場合の注文方法は以下のように伝えてみてください。

コピ(Kopi)=練乳の入ったコーヒー
コピ・シー(Kopi C)=砂糖とエバミルクの入ったコーヒー
コピ・オー(Kopi O)=ミルク抜き砂糖入り
コピ・シー・コソン(Kopi C Kosong)=エバミルク入り砂糖抜き
コピ・オー・コソン(Kopi O kosong)=ブラックコーヒー


この後ろに「ピン」とつけると氷入りのアイスコーヒーになります。例えば、ミルクなし砂糖入りのアイスコーヒーが飲みたいときは「コピ・オー・ピン」。甘さ控えめは「クラン・マニス」。これらの言い方は紅茶「テー(Teh)」を頼むときにも応用できます。

ボルネオ産の豆を使った各種コーヒーを楽しめるカフェ

サントラコーヒー

サントラコーヒーのアイスカフェモカ。有名コーヒーチェーンよりも安くて美味しい。

ローカル食堂だけでなく、最近はボルネオコーヒーを使ったコーヒーを出すお洒落なカフェも!

街のど真ん中のワリサンスクエア、センターポイントとル・メリディアンホテルに面した角の1階に入っている「サントラコーヒー」は地元のコーヒー生産会社「チャップ・クダ・コーヒーファクトリー」直営のカフェ。立地が良く、ボルネオ産コーヒーを使ったカプチーノやカフェラテなどが楽しめるので、旅行者にも人気のお店です。

<DATA>
■SANTOLA COFFEE
住所:Lot B-01-17, Warisan Square, Jalan Tun Fuad Stephen, Kota Kinabalu
営業時間:11:00~23:00
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