次世代へと繋ぐ、大人の本格派エンタメショー
『SHOW ル・リアン』
「ショウほど素敵な商売はない」「雨に唄えば」「君の瞳に恋してる」「42nd ストリート」など、ミュージカルの名ナンバー、名場面を集めた大人の素敵なショーが誕生します。歌、踊り、タップ、コメディショーなど、お楽しみが満載。その名も『SHOW ル・リアン』。フランス語で繋がり、絆を意味し、過去から未来へとストーリー仕立てで紡ぐ、画期的なエンターテイメントショーになる予感です。本間憲一の構成・演出、振付はもちろんのこと、ずらりと揃ったミュージカル界俳優たち、そして14歳の天才ピアニスト奥田弦によるオリジナル曲も注目の的。ル・リアンのスターでDiva役、元宝塚トップスター大空祐飛さんにお話を伺いました。
大空祐飛さん。
大空祐飛(おおぞら・ゆうひ)
1992年宝塚歌劇団に入団。月組、花組を経て09年に宙組男役トップスターに就任し、絶大な人気を誇る。12年に退団後、翌年に蜷川幸雄演出『唐版 滝の白糸』で女優として再スタートを果たす。以降、自身が企画・プロデュース・主演を務めた『La Vie』や、初のトークライブ『SING & TALK SHOW』を開催するなど多彩な表現活動を展開している。近年の出演作に、舞台『新版 天守物語』、『familia』、『死と乙女』、『TABU』、『HEADS UP!』、『安倍晴明』、TVではNHK『紅白が生まれた日』、WOWOW連続テレビ『誤断』など。
大空祐飛interview
人間として無駄なものを削ぎ落として、
なるべくシンプルにありたいです
——『ル・リアン』にご出演を決めた理由は?私はお芝居への出演が多くて、自分ではショーに出るイメージがありませんでした。宝塚を退団した後、お芝居を続けようと思って仕事を再開したくらいですから。でも音楽は本当に好きだし、音楽の中で見せることもすごく好き。最近、歌を続けようと思うようになり、ミュージカルのお仕事もやるようになって、少し流れが変わってきました。
『ル・リアン』に関しては、本間さんの企画を読ませていただいたら面白く、純粋に出たいなと思いました。誰もが知るミュージカルナンバーで歌って踊れるなんて楽しそう!って。ショーだから出ないとか、自分の仕事を縛る必要はないな、とも思いました。構成・振付・演出の本間憲一さんとは今回初めてなので、とても楽しみです。
——大空さんの役柄は、とある山中の城で開かれる、伝説のエンターテイメントショー『ル・リアン』のDivaとか。
はい。ただしショーはお芝居のように、ストーリーや役どころを硬く捉えなくていいと思います。まだお稽古はこれからなので、稽古場でいろいろ変わるでしょうしね。私は振りをいただいて、その場面を自分なりに構築するということだと思います。
——ピアニストの奥田弦さんのことはご存じでしたか。
はい。テレビのドキュメンタリーで拝見したことがあります。自分の中でイメージしたものを作曲なさっていて、天才少年とはこういう方のことを言うんだな、と。生の舞台で奥田さんのピアノが聴けるのは嬉しいですね。