家の片付け、どこから始める? 身近なところから整理整頓がコツ
「家の片付けをしたいけれど、どこから始めていいかわからないし最後までやりきれるか不安」、そんな方も多いのでは。大掛かりに整理整頓に取り組もうと思っていると、短い時間でできる小さな片付けを見過ごしてしまいます。実は身近なところから手をつけることで、スッキリとする達成感が得られるのです。今回はその中でも気になるおすすめの4つの実例を紹介します。
【家の片付けまずここから…INDEX】
家の片付け、まずここから1:増えやすい紙袋を減らす
持ち手を切り取って、内側に折りたたむと簡易ボックスとして活用できる(左)。残す紙袋はファイルボックスにIN
同じ紙袋でも、高級ブランド店のものはコレクションとして別扱いなのかもしれません。どうしようかと迷うようなものは最初から除外して、すぐに判断できるものから手をつけると作業がスムーズです。対象とする紙袋はフリマ用やサブバッグといった、実用的な使い方をするもの限定でスタート。次の項目に当てはまるものはすぐに処分しましょう。
□シワや汚れが目立つもの
□擦りきれやすい紙製の持ち手のもの
□静電気で黒ずみやすい素材のもの
□サイズが大きすぎか小さすぎるもの
残したい紙袋は家のあちこちに分散させず、1カ所で保管。大きい紙袋を使ってバッグインバッグにするか、箱に入れて取り出しやすい場所にしまいます。
家の片付け、まずここから2:カバンの中身を絞り込む
100均ショップのポーチをはじめ、市販のバッグインバッグ専用商品の中から使いやすいタイプを選んで組み合わせたい
お財布、鍵、携帯電話、化粧ポーチ、手帳、名刺入れ、筆記用具、デジカメ、本などを、カバンの中から出してテーブルに広げてみましょう。カバンについているポケットからは、忘れていたアイテムが出てくるのでは?
中身をすべて見渡して、カバンに戻すものとそうではないものに分けていきます。毎日のように持ち歩かなくてもいいものは別の場所で待機させて、必要なときに取り出せるようにしましょう。反対にカバンに入れておきたいアイテムは、カテゴリーごとに整頓作業をするのがおすすめ。たとえば次のような項目を目安に、ポーチを使ってまとめておくと管理がしやすくなります。
□必需品として携帯電話やスマホ、鍵
□マネー系として財布、カードケース
□身だしなみ系としてメイク用品、ティッシュ、ハンカチ
□ビジネス系として名刺入れ、ノート、筆記用具
□メンテナンス系としてサプリメント、のど飴、マスク
カバンについているポケットを活用する方法もありますが、違うカバンに移し替えることがあるならポーチを活用したほうがラク。忘れ物も予防できます。
家の片付け、まずここから3:引き出しのゴチャつきを解消する
引き出しの中を仕切る道具はあとから購入。当面はお菓子の空き箱や古くなった密閉容器で代用すればいい
気になっている引き出しには何が入っていますか? たとえば文具の引き出しの中身を出して広げてみたら、サプリメントやボタン、ネジなど無関係なものが混ざっているかもしれません。引き出しの用途とは違うものが見つかったら、それぞれが本来あるべき薬箱や裁縫箱、工具箱といった場所に戻します。使えなくなった文具や不要になったレシートなど処分しやすいものから手をつけて、次の項目に照らして厳選しましょう。
□使いにくい
□使う機会がなくなった
□同じものがいくつもある
取捨選択したのちに残った文具だけを引き出しに戻します。クリップのように細かいものは、空き箱やチャック付きの袋に入れて散らばらないようにしたり、もの同士が重ならないように平たく置いたりして、ひと目でわかるような状態にしましょう。
キッチンや食器棚の浅い引き出しも同じ手順で片付けておくと、たちまち使いやすくなります。
家の片付け、まずここから4:洗面台下の魔窟を一掃する
100均ショップにはプラカゴがたくさんあるから、ちょうどいい大きさが見つかる。プラスチック製品は手入れがしやすいから水回りにピッタリ
□使いかけで古くなったスキンケア、ヘアケア用品
□使うことのない固形の化粧石鹸
□ホテルのアメニティ
□古くなった旅行用化粧キットとポーチ
□使わなくなった洗剤や空きボトル
不要になったものがなくなると、反省点が見えてきます。探すのが面倒だから買ってしまったというダブり買い、安いからあってもいいかなと思ったまとめ買い。もののありかがすぐわかるようにしまい直しましょう。収納の奥まで無理に使いきろうと思わずに、見やすさと出し入れしやすさをモットーに、ラックやカゴを使って種類ごとにまとめて収納します。
身近なところにスポットを当てて片付けをすると、短時間でスッキリ完了できます。このようなクセを身につけると、上手な整理整頓ができるようになりますよ。
忙しくても15分リセットなら、隙間時間を使ってできちゃいます!グッズの助けを借りて、片付け名人が使っているアイテムを投入すると、部屋がスッキリとしますよ。デジタルグッズは専用のグッズを使うものと思っていませんか?100均ショップにはデジタル収納にピッタリな商品がありますよ。
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