夜空におうし座が輝く季節は?
おうし座の季節は?
というのも、星占いで「私はおうし座生まれです」というとき、それは「生まれた日に、おうし座のあたりに太陽がいた」ということを意味しているから。おうし座に限らずどの星座でも、毎年誕生日がめぐってくる頃になると、誕生星座は太陽の背後にいて、昼の空の中を太陽と一緒に移動しているのです。
それでは、誕生星座が見頃を迎えるのはいつかというと、誕生日から3~4ヵ月ほど前になります。おうし座の場合は、冬の夜空がベストです。
ガイド役はオリオン座におまかせ
12月末から2月の宵、南の空を見上げると、おうし座がちょうど見やすい高さに昇ってきています。おうし座を探すためのガイド役になってくれるのはオリオン座です。夜空にオリオン座を見つけたら、星が3つ並んだ「三つ星(みつぼし)」の並びにそって、視線を右上へうつしていきましょう。すると、周辺の星々よりひときわ明るく、オレンジ色に輝く星に行き着くはず。それがおうし座の1等星・アルデバランです。星座絵を見ると牡牛の右目にあたり、まるで目を血走らせているかのよう。星の光から牡牛の猛々しさが伝わってきます。 また、おうし座には、星団と呼ばれる星の集まりが2つもあります。「ヒアデス星団」と「プレアデス星団」です。街灯が少なくて、星がキレイに見える場所では、どちらも肉眼で見ることができます。 ヒアデス星団は、アルデバランを先端に、星々がV字の形に並んでいるあたり。さらにヒアデス星団から西方向へ視線をうつしていくと、星が寄り添うようにして集まっているのがわかります。それがプレアデス星団です。星座絵では、ヒアデス星団は牡牛の顔、プレアデス星団は牡牛の肩と覚えておきましょう。
「おうし座」は大神ゼウスの化身
神話によれば、この牡牛は、フェニキアの王女・エウロパに恋してしまった大神ゼウスの化身。エウロパの気を引くために、真っ白な美しい牡牛に姿を変えたゼウスは、警戒心を抱くことなく近づいてきた彼女を背中に乗せると猛スピードで海の中に駆け込んで連れ去ってしまいました。星座絵をよく見てみると、牡牛の胴体から後足にかけて描かれていませんよね。それは、牛の下半身が海水に浸っているからといわれています。
海を渡ってたどり着いた新しい土地で2人はめでたく結婚。ゼウスはその土地をエウロパと呼び、それがのちにヨーロッパになったと伝えられています。 エウロパが思わずうっとりとして、触れたくなったほどの牡牛の美しさ。頭で考えるのではなく、五感を通してこそ知ることのできる歓喜や満足感。そんな感覚的な世界が、おうし座のストーリーには秘められているのかもしれません。
さあ、おうし座生まれのみなさん、夜空を見上げて誕生星座を探してみませんか。はじめて自分の星座を見つけたときの喜びは、忘れられない感動体験となるでしょう。星と自分のつながりが感じられ、星の世界がぐっと身近になるはずです。
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