星座はギリシア神話から誕生したと思っている人は少なくないでしょう。でも、実はそうではありません。

星座の始まりはメソポタミア

星座の起源は、今からおよそ5000年以上前のこと。現在のイラクにあたる場所で、チグリス川とユーフラテス川がペルシア湾へ注ぎこむ付近の、メソポタミア地方に由来すると考えられています。

その土地で農業を営んでいたシュメール人は、星の動きを観察して、種まきや収穫の時期を知る術としていました。やがて人々は星と星をつなぎ、身近な動物や神様の姿に当てはめました。これが星座の始まり。私たちになじみのある星座は、メソポタミア生まれなのです。

ギリシア神話と結びついて広く世界へ

時代がくだっていくとともに、メソポタミアの星座は周辺諸国に伝わっていきました。一方、古代ギリシアではギリシア文学(神話)が登場。神話の神々は、恋をしたり、嫉妬したり、悲しんだりと、とても人間的。そんな親しみやすい物語と星座が結びつけられて、世界中に広まっていきました。

星座作りのラッシュを経て、制定された88星座

15世紀になって大航海時代が到来すると、南半球の星空が観測されるようになり、天文学者たちは個人的な趣味や権威の象徴として勝手に星座を作り始めてしまいます。さらに星座と星座の隙間を埋めるような小さな星座も作られて、星空は大混乱状態に!

そこで1928年、国際天文学連合は星座を整備し、世界共通の88星座を制定。同時に星座と星座の境界線も定められました。

というわけで、私たちが夜空に探すことができる星座は全天で88です。

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