日本で一番多い神社は八幡神社!
新規取引先の信用チェック時に商業登記簿や不動産登記簿を使いますが、これからは法人番号公表サイトでまず検索し、架空の会社でないかという最低のチェックができます。また住所で検索し、複数の法人名が出てきた時はインキュベーション施設やレンタルオフィスに入っていることが分かります。
法人番号がつけられているのは会社や行政機関だけでなく国税の対象となる組織が該当になりますのでNPOも登録されていますし、変ったところでは各地の神社も登録されています。
文化庁の「宗教年鑑」によると全国の神社は約8万8千社。摂社末社を含めれば、30万社にも上るとも言われています。では、どの神社が多いのでしょうか。法人番号公表サイトで調べてみましょう。
代表的な神社の名前を法人番号公表サイトに入れて検索してみました。
1.八幡神社 5,840件
2.稲荷神社 3,349件
3.熊野神社 2,187件
4.八幡宮 2,058件
5.諏訪神社 2,004件
6.白山神社 1,634件
7.天神社 1,140件
8.春日神社 1,070件
9.八幡社 914件
10.神宮 760件
八幡神社は大分県にある宇佐八幡宮が総本社です。八幡神社、八幡社、八幡宮ともよばれていますので、それぞれで検索して合計すると8,812件あります。稲荷社は237件ですので稲荷神社と合計しても3,568件。やはりダントツで多いのが八幡神社です。
法人番号公表サイトでは都道府県や市町村単位でも調べることができます。東京都の八幡神社を調べると113件、八幡神社は源氏の神様でもありますが鎌倉がある神奈川県は81件、反対に千葉県は276件もありました。板東武者の分布と関係しているのでしょうか。八幡神社の総本社がある大分県の八幡神社は意外に少なく65件でした。
昔、物部守屋と蘇我馬子、聖徳太子との間で戦がありましたが、その物部氏に由来する神社があります。法人番号公開サイトに“物部神社”と入力して検索すると14件見つかります。しかも新潟に5件も集中しています。古代、日本海を通じた海のルートがあったからかもしれません。
国税庁はおそらく法人番号公表サイトの歴史での活用は意図していないと思いますが、いろいろと活用できそうです。神社と同じようにお寺について調べようと“浄土真宗”で検索すると34件しか見つかりませんでした。宗派を名称につけているお寺が少ないため宗派別のお寺の数を調べるのは難しいようです。
法人番号公表サイト、いろいろと活用できそうです。
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