和菓子/かりんとう・豆菓子・煎餅類

東京土産の新定番!「東京ピーセン・東京暖簾めぐり」

覚えていますか? エッフェル塔がモチーフの青缶入りの「ピーセン」を。今年「東京ピーセン」として生まれ変わり、新たなスタートを切りました。

原 亜樹子

執筆者:原 亜樹子

和菓子ガイド

「榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんぽ)」の
懐かしくて新しい「東京ピーセン」

帰省などで、手土産を選ぶ機会が増える時期。老若男女の集いには、お酒を飲む人にも飲まない人にも喜ばれる「甘くない」菓子はいかがでしょう。この冬おすすめの「東京土産」は、生まれ変わった「東京ピーセン」。

「ピーセン」って?

東京ピーセン

覚えていますか? 懐かしい青缶が復活! 「東京ピーセン(缶入)」1,620円(税込)

1956年に、東京・銀座の「江戸一本舗」が売り出した「ピーセン」をご存知でしょうか。仏・パリのエッフェル塔をモチーフにした「青缶」が洒落ていた、ピーナッツ入りの揚げおかき。同社が暖簾をおろした1997年以降は、1857年創業の東京・日本橋の老舗和菓子店、「榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんぽ)」が引き継ぎ、販売してきました。

元祖スナック菓子として人気を博したピーセンに、新たな息吹を吹き込もうと、今年、原料・製法・デザインを一新。パワーアップし、「東京ピーセン」として新たなスタートを切ったばかり。

おかきとして成り立つ、ギリギリの量までたっぷり入るピーナッツは100%千葉県産。サクサクとした香ばしさと旨みたっぷりの花藻塩が後を引きます。
東京ピーセン

「東京ピーセン」。花藻塩で旨みアップ

「東京ピーセン」は、親しみやすさは残しつつも、「元祖スナック菓子」というより、「上質な米菓」という印象に。おつまみにも向くので、ビールと共に手土産にしても喜ばれそうです。

「東京ピーセン」にはプレーンのほか、「しっとりチーズ」と「カリっと海老」があり、大勢で分ける際には3種類が小袋で入る箱入りを、私のようなプレーン派には、それだけが堪能できる「缶入」をおすすめします。

老舗4店とのコラボピーセン「東京暖簾めぐり」

「ピーセン」にはもう1つ、東京の老舗4店とコラボレーションした特別版、その名も「東京暖簾めぐり」があります。
東京暖簾めぐり

「東京暖簾めぐり」左から「かつお節」「あおさ」「七味唐辛子」「ゆずきり」「プレーン」

榮太樓總本鋪」の「プレーン」のピーセンに加え、
1699年創業、「にんべん」の「かつお節」味。
1690年創業、海苔とお茶の「山本山」 の「あおさ」味。
1625年創業、「やげん堀の七味唐辛子」の「七味唐辛子」味。
1789年創業、そば屋「総本家更科堀井」の「ゆずきり」味(そば粉不使用)の5種類が入ります。
東京暖簾めぐり

「東京暖簾めぐり」5袋入1箱540円(税込)(以上写真提供:榮太樓總本鋪)

どれもそれぞれの味と香りがきちんと出ていて、期待を裏切らない納得の味わい。もちろんこちらも、お酒と好相性。
「かつお節」は旨みがあり、「あおさ」は香ばしく、「七味唐辛子」はピリリとして食欲をそそり、「ゆずきり」はキリッと爽やか。

「東京ピーセン」も「東京暖簾めぐり」も販売店舗は限られますが、お取り寄せが可能。米菓は日持ちが良く、餡を使った和菓子に比べて重量が軽く持ち運びやすいので、海外への手土産にもおすすめです。

<店舗情報>
■「榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんぽ)」
■「東京ピーセン

日本橋本店所在地:東京都中央区日本橋1-2-5
電話:03-3271-7785
営業時間:9:30~18:00
定休日:日・祝日
地図:榮太樓總本鋪

■「東京ピーセン」「東京暖簾めぐり」の取り扱い店舗は、
「榮太樓總本鋪日本橋本店」ほか、時期により変更。
オンラインショップでの取り扱いあり。
詳しくは下記お問い合わせ先へ、電話またはメール
◆電話でのお問い合わせ
平日(月~金)10:00~17:00 0120-284-806
◆メールでのお問い合わせ
support@eitaro.com
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