標準フォントは「游明朝」と「游ゴシック」に
Word 2013以前で新規文書を作成すると、フォントは「MS明朝」や「MS Pシック」が自動的に設定されていました。しかし、Word 2016からは「游明朝」や「游ゴシック」というフォントが設定されます。これらは、Windows 8.1/10で採用されているフォントで、Macでも使われています。フォントそのものは美しくなったので何の問題もないと思いますが、「MS明朝」や「MS ゴシック」に慣れていると、微妙な違いに、最初はちょっと戸惑うかもしれません。もちろん、従来どおり「MS明朝」や「MS ゴシック」も利用できますので、ご安心を。
ビジネスで活躍しそうなリアルタイムの同時編集
Word 2016をビジネスで利用するとき、最も効果を発揮しそうなのが、文書を共有して同時編集する機能です。作成した文書をOneDriveに保存しておけば、簡単に文書を共有して編集できます。共有するには、右上の[共有]ボタンをクリックして、相手のメールアドレスを指定して[共有]ボタンをクリックしてください。そのアドレスがMicrosoftアカウントのアドレスなら相手の名前が表示され、そうでなければ「ゲスト」と表示されて、同時編集できる状態になります。
編集中は、誰がどこを編集しているかもわかります。「AさんはPART1、BさんはPART2……」というように、分担しながら1つの文書を作るときに便利だと思います。
なお、Webブラウザで利用できるオンライン版のWordでも同時編集できるので、相手がWord 2016を持っていなくても、編集に参加してもらうことが可能です。
>Wordで挿入できるグラフの種類も増えました。