ワード(Word)の使い方/Wordの基本操作

気になる新機能は?Word 2016レビュー(3ページ目)

2015年9月、マイクロソフトのOffice 2016がリリースされました。前バージョンのOffice 2013から約2年半ぶりのバージョンアップとなります。どこが変わったのか、本記事では日本語ワープロのWord 2016について、詳しく紹介します。

井上 健語

執筆者:井上 健語

ワード(Word)の使い方ガイド


標準フォントは「游明朝」と「游ゴシック」に

Word 2013以前で新規文書を作成すると、フォントは「MS明朝」や「MS Pシック」が自動的に設定されていました。しかし、Word 2016からは「游明朝」や「游ゴシック」というフォントが設定されます。これらは、Windows 8.1/10で採用されているフォントで、Macでも使われています。

フォントそのものは美しくなったので何の問題もないと思いますが、「MS明朝」や「MS ゴシック」に慣れていると、微妙な違いに、最初はちょっと戸惑うかもしれません。もちろん、従来どおり「MS明朝」や「MS ゴシック」も利用できますので、ご安心を。

Word 2016では、新規文書のフォントが「游明朝」と「游ゴシック」になりました。各フォントを並べるとこんな感じです

Word 2016では、新規文書のフォントが「游明朝」と「游ゴシック」になりました。各フォントを並べるとこんな感じです


ビジネスで活躍しそうなリアルタイムの同時編集

Word 2016をビジネスで利用するとき、最も効果を発揮しそうなのが、文書を共有して同時編集する機能です。作成した文書をOneDriveに保存しておけば、簡単に文書を共有して編集できます。

共有するには、右上の[共有]ボタンをクリックして、相手のメールアドレスを指定して[共有]ボタンをクリックしてください。そのアドレスがMicrosoftアカウントのアドレスなら相手の名前が表示され、そうでなければ「ゲスト」と表示されて、同時編集できる状態になります。

編集中は、誰がどこを編集しているかもわかります。「AさんはPART1、BさんはPART2……」というように、分担しながら1つの文書を作るときに便利だと思います。

なお、Webブラウザで利用できるオンライン版のWordでも同時編集できるので、相手がWord 2016を持っていなくても、編集に参加してもらうことが可能です。

右上の[共有]ボタンをクリックしたら、[ユーザーの招待]に相手のMicrosoftアカウントのメールアドレスを入力して[共有]ボタンをクリックします

右上の[共有]ボタンをクリックしたら、[ユーザーの招待]に相手のメールアドレスを入力して[共有]ボタンをクリックします


招待した相手の名前が表示されて、同時編集できる状態になりました。メンバーが別々の場所にいても、同じ文書を編集することができます

招待した相手の名前が表示されて、同時編集できる状態になりました。メンバーが離れた場所にいても、同じ文書を同時に編集することができます


>Wordで挿入できるグラフの種類も増えました。

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