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「ドレッセ碑文谷」物件解説と販売概況

「ドレッセ碑文谷」は東急電鉄が分譲する新築マンションである。東急東横線「学芸大学」駅から徒歩11分。地上5階建て、総戸数33戸。建物はすでに竣工(2015年6月29日)し、11月上旬には引渡しを行う予定。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

高級マンションガイド

 

「碑文谷(ひもんや)」の魅力

春の「碑(いしぶみ)桜通り」

春の「碑(いしぶみ)桜通り」

目黒区は、閑静な低層の住宅街が多いことで知られている。「自由が丘」や「中目黒」はあまりに有名だが、落ち着いた街並みという点では「八雲」「柿の木坂」「平町」「鷹番」なども引けを取らない。そして、「碑文谷」もその一角を占める。

だが「碑文谷」に関していえば、個性は見た目(街並み)以外にある。神社、仏閣に教会。それに緑豊かな自然だ。地名の由来『碑文石』をまつる「碑文谷八幡宮」は桜の名所として有名。秋の例祭には大勢の人で賑わいを見せる。「円融寺」は23区最古の木造建築が保存され、1年の締めはここの除夜の鐘を聞くこととなる。鐘といえば毎週日曜の朝、「サレジオ教会」のやさしい音色が街中に響く。大小さまざま周期のイベントは暮らしに無意識にリズムを与えるようで、そのバリエーションは他に類を見ないだろう。

目黒通り南側1丁目~4丁目に限定して申し上げたが、当該街区には東西を横断する「碑(いしぶみ)桜通り」が緑の豊かさを演出している。他にも「すずめのお宿公園」や背の高い竹林を抱えた平屋の一軒家なども点在し、かつては竹藪が広がっていた原風景の名残を感じされる。桜並木は原則歩車分離が徹底。生活利便施設は「ダイエー碑文谷店」に加え、数年前には「オオゼキ」も出店。一度住むと離れられない良さがある。

碑文谷所在地の分譲マンション

棟内モデルルーム

棟内モデルルーム

そんな目黒区碑文谷には、ここ十数年分譲マンションが少なからず誕生している。かつてはゴルフ練習場だったという点では「プロスペアー碑文谷」や「ブランズ碑文谷」が。前述「碑(いしぶみ)桜通り」に面している物件では「パークコート碑文谷」や「パークステージ碑文谷」などがその代表である。

数百戸もの巨大な建物はひとつもない。街の風景を極端に変えない規模が特徴でもある。分譲単価は大きく値崩れすることなく、かといって跳ね上がるわけでもなく。安定した相場を形成しているといえるだろう。

さてこの度、碑文谷は2丁目に新たなマンションが竣工した。地上5階建て、総戸数33戸(販売対象住戸32戸)。分譲主は東急電鉄である。物件名は「ドレッセ碑文谷」。

平均分譲坪単価は@360万円弱

「ドレッセ碑文谷」の敷地は、南間口が広い、整形の角地。北側接道から撮影したのが下の画像。アースカラーを基調とした重厚感も併せ持つ外観である。北壁面にも細かくタイルを張り込み、換気口もデザインされた点が目を引いた。

公式ホームページを2015年3月に立ち上げ、反響獲得総数はおよそ900件強。同7月より棟内モデルルームを公開し、累計で約200件の来場があった。同9月上旬より第1期分譲を開始、10月2日時点で販売戸数は残り1戸である。

分譲坪単価は平均@360万円弱。特筆すべきは来場者数に対する契約戸数の比率の高さ。碑文谷でのマンション供給がそれほど多くないことも関係しているだろうが、短い期間でこれほど売れるのは物件の魅力もあることながら、地域の住みやすさが浸透していることも一端ではないだろうか。

「ドレッセ碑文谷」(右)は竣工済

「ドレッセ碑文谷」(右)は竣工済


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