冷凍ご飯をお弁当でおいしく食べる3つのテクニック
冷凍ご飯をお弁当に入れると、パサパサしたり、固かったり、くさみが気になっておいしくない、と思う方も多いのでは
<お弁当の冷凍ご飯をおいしくする方法>
- 冷凍ご飯のお弁当はまずい・パサパサ……その原因は水分不足
- 冷凍ご飯をお弁当で美味しくするテク1:ご飯は正しく冷凍を
- 冷凍ご飯をお弁当で美味しくするテク2:解凍のコツを押さえる
- 冷凍ご飯をお弁当で美味しくするテク3:保温ジャーを使う
冷凍ご飯のお弁当はまずい・パサパサ……その原因は水分不足
冷凍ご飯は、チンした直後はおいしいのですが、お弁当箱の中で冷えるとパサパサしたり、固くなったり、独特のくさみが出てしまったりすることがあります。
冷凍ご飯がパサパサ固くなりがちなのは「レンジによる加熱」および「お弁当箱に詰めたあとにあら熱を取るために放置することにより、水分が蒸発してしまうこと」が原因です。
冷凍ご飯をお弁当でもおいしくいただくためのテクニックは3つ。まず1つめは、正しい方法で冷凍すること。2つめは解凍の際に一工夫すること。そして3つめはお弁当箱を工夫することです。順番に、ご説明します!
冷凍ご飯をお弁当で美味しくするテク1:ご飯は正しく冷凍を
■炊きたてをすぐ冷凍する保温して時間がたったものは、冷凍してもおいしく仕上がりません。
■専用の密閉容器にふんわりと入れ、すぐしっかりとフタをする
ラップに巻くよりも簡単で確実ですし、一回分の量も計りやすいので専用容器の使用をおすすめします。加熱時にも差がでます。熱々のご飯を入れたらすぐ、フタをきっちりと閉めます。
■冷まさず熱いまま急速冷凍させる
フタをした状態のまま軽く粗熱が取れたら、急速冷凍室に入れます。急速冷凍室がない場合は、ご飯を入れた容器の下にアルミトレーを敷くと早く冷凍できます。
冷凍ご飯をお弁当で美味しくするテク2:解凍のコツを押さえる
■加熱の前に水か酒を一振りしてから、レンジに入れるフタを開けて、水か、大さじ1/2ほどの日本酒を軽く振りかけてから加熱します。多すぎるとべちゃっとするので、余分な水分は捨ててからレンジに入れてください。
■蒸気の逃げ口を作って加熱する
蒸気弁のある専用容器なら、蒸気弁を開けた状態で。通常の密閉容器であれば、フタを開けて少しずらした状態でレンジに入れます。完全にフタを取ると乾燥しがち。ラップやフタでの密閉のしすぎは、水蒸気が戻って水っぽくなります。
■二段階加熱でふっくら仕上げる
600W程度で2分加熱したのち、一度容器の中でご飯をほぐしてから、再度1分の加熱することで、ご飯がふっくら仕上がります。
冷凍ご飯をお弁当で美味しくするテク3:保温ジャーを使う
スープジャーはご飯の持ち運びにも便利。冷凍ご飯も温かいままならおいしくいただけます
たとえばガイドが愛用しているスープジャー。汁物を入れるだけでなく、ご飯を持参するのにも使えます。加熱してすぐスープジャーに入れてフタをきっちり閉めて持っていけば、味の劣化が起こりません。
専用容器にご飯を詰めて冷凍し、そのまま加熱して保温容器にセットすれば、お弁当になる、THERMOS(サーモス)の「保温ごはんコンテナー」。冷凍ご飯も炊きたてご飯のように持ち運べます
ほかにもご飯を保温状態で持ち運べるお弁当グッズがいろいろ出回っているので、秋冬はこうしたものを活用してみてはどうでしょうか。
お弁当のために毎朝炊きたてのご飯がいただければ理想。でもなかなかそうはいかないという人や、一人暮らしの人にとっては、冷凍ご飯はお弁当の強い見方。一工夫でおいしく、楽しくいただきたいものですね。
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