何かを制限されることで生まれる創造性があります

制限

ダメ! と言われると人は即座に反応し、そこから別の想像力が生まれてくることも

人の脳は「好きに~していい」という命令よりも「~をしてはいけない」という禁止命令に強烈に反応すると言われています。自然で生きていくうえで「してはいけない」ことのほうが命に関わる可能性があるからという、本能的な話だそうです。これを逆に考えると、何もないところから自由に何かを生み出していくことに対して、人はときに腰が重くなりがちということ。禁止命令だらけで身動きが取れなくなるのはいけませんが、この傾向、上手に活用することもできると思いませんか?

毎日の献立を考えるとき、レパートリーを増やすのではなく、ときにはメニュー数を減らしてみるなど、あえて「制限をかける」方向で考えてみると、あら不思議。いつもと違う創造性が働いて、ごはん作りがちょっとだけ楽になるかもしれませんよ。

縛りルール1:「皿数縛り」で「ワンプレートの日」「丼の日」を楽しむ

ワンプレート

カフェ風の盛り付け、ちょいおしゃれな居酒屋風の盛り付けなど、いろいろ案を考えるのも楽しい

「ワンプレートの日」を決めて、1枚のお皿しか使わないという縛りを作ってみましょう。お皿に収まるだけの量をレイアウト。カフェ風にアレンジするなど、盛り付けにこだわっても楽しいですね。丼1つだけ、というのもアリかも。お皿を選んだり買ったりするのも楽しくなりますよ。

ワンプレートなら、洗い物も最小限で済みます。全部を手作りしなくても、買ってきたお惣菜をワンプレートに盛り付けてみるだけでも目先が変わって新鮮です。

<「皿数縛り」の効果>
  • 皿洗いがラクになる!
  • 盛り付けを考えるのが楽しくなる!
     

縛りルール2:「メニュー縛り」で「カレーの日」「土井善晴さんの日」を楽しむ

味噌汁

ガイドの「土井善晴さんの日」。もはやごはんも姿を消して、超具だくさんのみそ汁だけに……

「この日はこのメニューしか作れない」という縛りを作ってみましょう。ごはん作りの負担感の多くは、毎日の献立を考えるために頭を使う大変さから来ています。メニュー縛りを作ることで、頭を休ませてあげるというわけです。これ、思った以上の開放感ですよ。

たとえば毎週「火曜日は鍋の日」「水曜日はカレーの日」=「火曜日の鍋の残りを使って、水曜日はカレーを作る」と決めるだけでも、負担感はかなり減ります。月曜のお弁当は「おにぎりの日」、木曜日は「お茶漬けの日」や「ごはんとみそ汁だけ=土井善晴さんの日」なんて考えてみるのもオススメ!

毎日決めてしまうと逆に辛くなるので、週に1、2日ぐらいから試してみて。飽きたらどんどん変えていけばいいだけ。家族にも告知しておけば、冷蔵庫内の食材管理も楽になりますし、昼食と夕食のメニューがかぶってしまうことも防げますね。

<「メニュー縛り」の効果>
  • 献立を考えるプレッシャーから解放される!
  • 食材管理が楽になる!

縛りルール3:「成分縛り」で「糖質オフの日」「グルテンフリーの日」

フォー

つい即席ラーメンになってしまいそうな日も、グルテンフリーの縛りをかけたら米粉のフォーに。野菜たっぷりで健康的です

ガイドの周辺で最近とてもよく聞くのが、「糖質オフ」や「グルテンフリー」を実践しているという人の話。一見面倒に見えますが、何かを制限することで、これまで当たり前と考えてきた献立に新しい発想が入りこんで来て、実はとても新鮮なのです。

たとえばグルテンフリー(小麦粉類を使わない)だから、お米でできたフォーを作ってみようとか、糖質オフだからごはんを炊かずに、ブロッコリーのチーズ焼きをメインにしてみる? など、いろいろなアイデアがわいてきます。

家族がいる人は、毎日すべての食事に気を配るのは大変ですが、曜日を決めたり、今月はグルテンフリーで! などと決めたりして取り組んでみると、マンネリ化したごはん作りに、ちょっとやる気が出てくるかも。ダイエットや健康にもよいので、ぜひ試してみてくださいね。

<「成分縛り」効果>
  • マンネリ脱出!
  • ダイエットにも効果あり!

ごはん作りはちょっと大変だけれど、おいしく食べること、楽しく作ることは日々の暮らしの中の大切なエッセンス。たくさん楽になる工夫をしながら、無理せずやっていきましょうね。

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