パリジェンヌあるある!? ゴマージュの意外な活用法
フランスのバカンスは、海辺で日焼けをして楽しみます
■ バカンスの後は、ゴマージュはNON !?
一年を通して、唯一パリジェンヌがゴマージュをしない時期があります。それは、夏のバカンスが終わり、秋から冬にかけての時期。
フランスでは、こんがりと焼けた肌が健康的で美しいと考えられおり、多くの人達が、夏のバカンスは海で過ごして、日焼けを楽しみます。ビーチで、トップレスになっている女性達をよく見かけますが、これは水着跡を残さずに、きれいに肌を焼くためです。
「せっかく小麦色に焼いたのに、肌の角質を取ってしまうと、白い肌へ戻ってしまう」というわけで、なるべく日焼けした肌を長く保つために、自然に色が戻るまで、パリジェンヌはゴマージュをしないのです。
■ バカンスの前は、ゴマージュはOUI !?
一方、バカンスの前は、パリジェンヌがこまめにゴマージュをする時期です。
余分な角質を落として、肌表面をなめらかに整えることで、全身むらなく日焼けする準備をするのです。日焼けしていても、色むらがあるのは、美しくないとされています。
普段はホームケアでゴマージュをしているパリジェンヌも、この時期はエステサロンやハマムなどで、プロにしてもらう人が多いようです。
パリジェンヌのお気に入り、ハマムでゴマージュ
パリのマレ地区にあるハマム*「レ・バン・デュ・マレ」
ゴマージュはハマムで身体を十分に温めて毛穴を開いてから行います。ベットに横たわると、係りの人が、サボンノワールと呼ばれる、ジェル状の黒オリーブから作られた石鹸を全身に塗ってくれます。サボンノワールは、身体を洗うのためというより、皮膚を柔らかくするためで、浄化作用や潤い効果もあります。
次に、ケッサと呼ばれるゴマージュ用ミトンで、ゴシゴシと全身くまなくこすってくれるのですが、驚くほどぽろぽろと垢が出てきます。ワキや耳の後ろまで、「こんなところまで?」というところまで磨いてくれるので、終了後はどこを触っても、まさにひと皮剥けたように、ツルツルの肌に。
ハマムにはエステやレストランが併用されているところが多いので、パリジェンヌは半日~1日かけて、リラックスしながら、肌のお手入れを楽しみます。
* Les Bains du Marais(レ・バン・デュ・マレ)
31-33 Rue des Blancs Manteaux, 75004 Paris
自宅でハマムを楽しもう!
サボンノワールとケッサがそろえば、自宅でも手軽にハマム式ゴマージュを楽しむことができます。全身スッキリするので、トライしてみてはいかがでしょうか。黒オリーブ、水、塩から作られる100%ナチュラルのサボンノワール。ビタミンEが豊富で、肌を浄化し、潤い、保護します。 血行促進、殺菌消毒などの働きがある、ユーカリプタス入り。
カエ サボンノワール(黒オリーブ石鹸)200g 2920円 / カエ
サボン ノワールを塗ってしばらくおいてから、このミトンでこすると、驚くほど古い角質が落ちてきます。くすんで光沢を失っていた肌に透明感と滑らかさが戻ります。サボン ノワールの保湿効果で、ゴシゴシこすった後も肌しっとり。血液の循環が良くなり、引き締め効果もあらわれます。
いかがでしたか?パリジェンヌのように、ホームケアにゴマージュを取り入れて、若々しい艶やかなボディをキープしましょう。