早期教育・幼児教育/早期教育

将来伸びる能力の基礎を創る!0歳から1歳学習法(2ページ目)

子供の持っている能力を出来るだけ多く引き出し、将来伸びる子供にするための3ヵ月から1歳くらいまでの赤ちゃんの学習法をお伝えします。この時期は「遊び」を通し、脳の発達を促すことが最も効果的です。その具体的な方法の説明と、その際、親が気をつけなければならないポイントをご紹介します。

田宮 由美

執筆者:田宮 由美

子育てガイド


7か月を過ぎると一人座りができ「両手を使えること」がポイント

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風が頬っぺたにあたる感触、葉っぱの擦れあう音、目に鮮やかな緑、子供たちの遊ぶ声、そしてママの語りかけ、全て脳の活性化を促し、将来伸びる能力に繋がっていきます

生後半年を過ぎると、散歩も今までより長い時間出来るようになり、屋外での五感の刺激も一層多く受けるようになります。そして腰が固まってきて座ることができ、両手を使えるようになります。短期の記憶単純な模倣ができるようになるのもこの頃からで、「いない、いないばぁ」や「むすんでひらいて」も楽しめるようになってきます。

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「破る」手の動きで両手を使う行為を促す

7ヵ月頃になりますと、座って両手を使えるようになりますので、出来るだけ意識して両手を使うような遊びや親の働きかけをするとよいですね。

例えば、「紙を破ること。
おもちゃなどを両手で持たせても、どうしても片手で持つことも多いです。ですが、「破る」という手の動きは必ず両手を使います。紙は身近にある新聞紙がちょうど破りやすいですね。

ポイントは、ママが先に破るところを見せて、そして、少し裂いて、切り目を入れて子供に渡してあげることです。「ビリビリって音がするね」「楽しいね」など声をかけながら親子で楽しみましょう。

「放す」行為はさまざまな能力を養う

そして「穴からの物の出し入れ」をすることも必ずやっておきたいひとつです。
段ボール箱などに穴をあけ、その中に、ぬいぐるみやボールなど、小さめの手につかみやすいおもちゃを入れておきます。お気に入りのものを取り出し、またその穴から箱の中に入れる遊びも楽しみましょう。

穴の中に手を入れ、「つかむ」「放す」という手の動きの練習が出来ると同時に、中におもちゃが入っているという記憶力を養うことができます。また箱に戻すとき、タイミングよく穴の位置で放さなければなりません。そのとき赤ちゃんの脳は多くの指令を出しています。「どの位置で放せば、おもちゃは箱に入るか」そのタイミングを考え、またその行動を起こすように身体に連動させる指令も出しています。


五感を刺激する、体を動かす等全てママの語りかけと一緒に

もちろん子供の成長には個人差がありますので、それぞれの発達を見ながらご紹介した方法を行ってください。そしてまだ言葉もあまり理解できていないと感じる時期ですが、五感を刺激するのにも、身体を動かすのにも、全て語りかけながら行ないましょう。

それは脳の発達をより効果的に促すと同時に、今後のコミュニケーション能力や心の成長にとても良い影響を与えます。  

心も行動も全て肯定することで、しっかりした基本的信頼感を築く

そしてうまく出来ても出来なくても、評価はしないことが大切なポイントです。この頃は、子供が親に対してベーシックトラスト(基本的信頼感)を築き上げる時期です。「わ~!○○ちゃん、楽しいね」「もう1回してみようか」と笑顔で語りかけ、赤ちゃんの行動も心も全て肯定的に受け入れてあげましょう。

自己の存在に自信を持つことを最も重要視することで、赤ちゃんは、これからグングン伸びていく能力の基礎を創っていってるのです。


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