白いシーツの黄ばみを落とすには! なぜ白い布は黄ばむの?
白い布が黄ばむ原因は、落としきれなかった皮脂などの汚れが、空気によって酸化してしまうから。特に木綿や麻は織り目が粗いものが多いため、その間に汚れや洗剤の残りカスが入りこみ、酸化して黄ばみます。お洗濯に粉石けんを利用している人は特に注意。石けんカスが残りやすいため、黄ばみやすいのです。白いシャツだけでなく、タオル、シーツ、下着、トートバック、スニーカーなども黄ばむと悲しいですよね。漂白剤を使うというのが一般的な方法ですが、もっと簡単な方法でも真っ白にできますよ。
黄ばみの落とし方1:ナチュラルな、酸+太陽光の漂白効果
衣類に残った皮脂汚れはアルカリ性。これを酸で中和してから、太陽光に当てることで、衣類の白さが戻ります。太陽の紫外線には天然の漂白効果がありますから、お天気のいい日は白い衣類のお洗濯日和です。レモンまたはクエン酸を使って、試してみてください。■方法1:レモンの酸を使う
Tシャツ1枚につきレモンの絞り汁1個分ぐらいを洗面器に水と一緒に入れて浸す。絞り終えたレモンかすを2、3個入れてもオッケー。
■方法2:クエン酸を使う
5~10%の溶液(水1Lに小さじ1~2)を作って、洗濯物を浸す。
いずれも1時間ほど浸け置きをしてから普通に洗い、太陽の光にしっかりと当てることで白さが戻ってきます。
また、カレーでついてしまったシミは、普通に部分洗いをしてもなかなか落ちないものですが、これもある程度落としてから太陽光に当てることで、カレーの色素が紫外線で分解されてきれいに落ちます。ぜひ試してみてくださいね。
※注意点
シルクやウールは紫外線に当てることで逆に黄ばむことがあります。この方法は綿や麻など、基本的に洗濯機でどんどん洗える素材に向いています。素材をよく確かめてから試してくださいね。
黄ばみの落とし方2:蛍光増白剤「Glowhite(グローホワイト)」で最強の白を取り戻す
白い衣類が黄ばんだように見える原因として、最初に蛍光増白剤による加工が施されていたため、洗濯の繰り返しによりだんだん薄れてきたという場合も。イギリスでは、蛍光増白剤「Glowhite(グローホワイト)」が、年間153万箱も売れる大ヒット商品となっているそうです。使用方法は簡単。白い衣類のみを集めて、洗剤と一緒に「グローホワイト」1袋を入れて、普通に洗濯するだけです。湯温は20~95度までが効果的とのことなので、お風呂に入ったあとの残り湯で十分です。使うことで、衣類に紫外線を跳ね返すUV効果も定着するのだとか。
ハレとケの使い分けで、賢く白さを守ろう
とはいえ、暮らしをなるべくナチュラル指向にしたいと考えるなら、蛍光増白剤を頻繁に使うのもどうなのか、と思うのもたしかです。こうした商品は、ハレとケで使い分けていくのが賢いのでは。赤ちゃんや子どもの普段着が黄ばんできた場合は、クエン酸やレモンで皮脂を中和させ、すすぎをしっかり行って、お日様に当てる。真っ白さをキープしたい大人のおしゃれ着、たまにしか洗濯しないレースのカーテン、キャンバス地のトートバッグやスニーカーなどは、黄ばみが出てきたなと思ったら、たまにグローホワイトを入れて洗って、真っ白さを取り戻す。
お洗濯のたびに洗剤と一緒に漂白剤も入れる習慣がある人、日常的に使う洗剤に漂白剤が含まれるものを使用している人は、日常は穏やかで環境にも優しい洗剤を使い、黄ばみが気になった時のみ、まとめてグローホワイトのような商品を使ってみては。そのほうが衣類も長持ちしますし、もう着れないと思っていた白い衣類やスニーカー、くすんだレースのカーテンが、この方法でよみがえってまた使えるのであれば、それもまたひとつのエコなのではないかと思います。
いずれにしても、真っ白い洗濯ものがお日様の下で風にそよぐ風景は、いつ見てもさっぱりと気持ちがよいものです。お天気のいい日に、ぜひ試してみてくださいね!
グローホワイトは以下のような場所で入手可能です。
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