そば/東京のそば屋

愛された蕎麦屋がリニューアル!もりいろ(大森)

「もりいろ」は、「一東庵」の兄弟弟子の主人が開いた蕎麦屋だ。京急大森町駅から徒歩数分のところにあり、ひときわ目立つ黒壁の雰囲気がいいお店である。

前島 敏正

執筆者:前島 敏正

そばガイド

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もりいろ玄関

2014年12月17日に新たにオープンした大田区大森の「蕎麦や もりいろ」へお邪魔した。もりいろは『ビブグルマン*』に選ばれた「一東庵」の兄弟弟子の店である。京急大森町駅から徒歩数分のところにあり、ひときわ目立つ黒壁がいい雰囲気を出している。

最近は都内でも1軒家のそば屋が徐々にできつつあるようで、街の中に存在感がある。店内は新しい香りがしており、白木のカウンター席が美しく、全体的に清潔感があって気持ちがいい。

ご主人は新宿高島屋の「小松庵」を経て、池袋メトロポリタンの「小松庵」に移り、池袋店が閉店したのをきっかけに、独立して父が経営していたご実家の蕎麦屋を改装し、同じ場所に新規開店をしたそうだ。

*ビブグルマンとは2014年版のミシュランガイドから新たに加わった指標であり、星は付かないまでもコストパフォーマンスが高い、調査員おすすめのレストランのこと。主に5000円以下で食べられるお店が選ばれている。

ベーコンの炙り

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炙りベーコン

ベーコンの炙りは自家製で厚切りにして、少し焦げたところがまた食欲をそそる一品である(750円)。

季節の野菜の天ぷら

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天ぷら

天ぷらは季節のグリーンアスパラ、パプリカ、ふきのとう、ヤングコーンをいただいた(800円)。

あぶり揚げ

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あぶり揚げ

お店のメニューにはにく・天ぷら・肴・大豆という括りがある、例えば大豆にはとうふ・とうふの味噌漬け・煮とうふ・あぶり揚げがある。今回はあぶり揚げを注文した。油揚げは分厚く、すこし焦げめをつけて生醤油でいただくもので、美味である。

そば掻き

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そば掻き

揚げそば掻きは焼いた石の上に置いて出される。一茶庵系のお店の揚げそばがきに似ている。

かけそば

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かけそば

かけそばは、栃木県真岡市産と埼玉県の三芳産のブレンドで二八蕎麦であった。透き通った出汁の効いた美味しいかけである。澄んだ琥珀の汁は、鰹に昆布、椎茸の出汁が染み、ほんのりと甘みがある、上品な冷かけ汁である。

せいろそば

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ざるそば

せいろそばは、異なる産地のそばが「二種もり」で提供される。栃木産常陸秋そばは噛みしめると、常陸秋そばならではの、ふっくらとして甘みが豊かである。もう一つは北海道産でかなり細めの蕎麦は、きりっとしてこしがいい。

蕎麦湯

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蕎麦湯

蕎麦湯は粉から特別に作った濃厚な蕎麦湯である。業界では釜湯に対して別製の蕎麦湯としている。


【店舗情報】
店名:もりいろ
住所:東京都大田区大森西5-10-8
TEL(予約): 03-3761-6055
交通手段:京浜急行線 大森町駅 徒歩1分(大森町駅から120m)
営業時間:11:30~14:30 17:30~20:30(ランチ営業、日曜営業)
定休日:月曜日
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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