五感への刺激は後の意欲に繋がる
誕生したての赤ちゃんにとって、聴くもの、触れるもの、見えるもの、香るもの五感から入ってきた刺激全てが脳の発達を促します
やがて自然に「聞こえていた」音は、自分の意思での「聴く」になり、「触れる」が「触る」になり、「見える」が「見る」になり、「香る」が「嗅ぐ」になる のです。乳児の頃、五感に受けた刺激は、自分の体でドンドン試していこうとする「意欲」や「好奇心」を引き出すことに繋がっていきます。
具体的な学習法
声を聴かせる
お腹の中で聴いていた母親の声や、家族の声によく反応します。ですので、優しく名前を呼んであげましょう。赤ちゃんは既に声を聴き分けているのです。指を握らせる
「指先は第二の脳」と言われるくらい、今後指先の鍛錬の仕方が、脳の発育に大きな影響を与えてきます。この時期は生まれ持っての自然な反射(把握反射)がまだ残っていますので、ママの指を赤ちゃんの手のひらに近づけると、小さな手で、ぎゅっと指を握ってくるでしょう。この時、「○○ちゃん、しっかり握れるね」「ママの指よ」など、笑顔で話しかけしっかり握らせましょう。
肌を摩る
オムツを変える時などは、普段衣服で隠されているお腹や足を摩りましょう。この時も「オムツを代えて、気持ちよくなったね」など声をかけて行うことがポイントです。追視をさせる
首が座り始める2カ月頃からは、視力もかなり出てきますので、ガラガラやでんでん太鼓を目の前で、振りながら見せるのも良いでしょう。この時のコツは、見せる対象物をゆっくり左右に動かしながら、赤ちゃんの目線を捉えることです。ほんの小さな違いですが、ただ振っているだけでなく、こうして目線の動きを意識するだけで、赤ちゃんの脳の発達が違ってきます。
そしてこれらの刺激は全て、語りかけと共に行ってください。まだ、言葉もほとんど理解できていないと感じる時期ですが、非言語のコミュニケーション能力はこの時期から十分に感じ、理解しています。
伸びる能力の根っこは心の成長
誕生したてのあかちゃんは、まだ視力もなく、ただ寝ているだけのようにも見えます。確かに、お乳を飲み、昼夜の区別がつかず、3~4時間ごとに、目覚めと眠りを繰り返しています。しかし、この時期、あかちゃんの脳は刺激をいっぱい待っているのです。親のちょっとした関わり方の違いが、子供の未来に大きな影響を与えます。
そして伸びる能力の根っこは「心の成長」である事を常に意識し、子育てをしましょう。
未知の可能性をいっぱい秘めている赤ちゃん、心も能力もバランスよく育み、健やかに成長する子供の姿を楽しみながら子育てをしましょう。
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