持ち寄りor手料理でもてなし
せっかくの手料理。メニュー構成を邪魔しないことが大切です
意外と失敗しやすいのが、主催者が手作りでもてなしてくれる場合です。大概、メニュー構成を考えて準備していますから、それを邪魔するような品物を持っていくのはタブー。とくに、手作りの料理を持っていくと、同席者がそちらを褒めたり、味を比較したりすることになるので、主催者の気に障ることも。良かれと思って手作りデザートを持参したら、最後の話題がデザートに集中し、主催者の面子を潰してしまったという話もよく耳にします。その場に出しても出さなくても良い飲み物(前頁参照)や、主催者の労をねぎらい、あとでゆっくり楽しんでいただけるようなものだと、失敗しないといわれています。
また、主催者の家族用に別の品を用意するのも気が利いています。
手ぶらで来てといわれたら
主催者に「手ぶらでお越しください」といわれたら、どうしたら良いのでしょう?そうはいっても、手ぶらで行くのは失礼だという意見もあれば、何も持っていかないほうが良いという意見もあります。これはどちらが正解というわけではなく、主催者や参加者の様子で判断したほうがよいでしょう。人には本音と建て前があり、凄く気にする人と気にしない人もいますから、答えは1つではありません。もし何か持って行くとしても、主催者のご家族へというコンセプトにすると角が立ちません。手ぶらの方に配慮して、見えないところでお渡しする配慮も忘れずに。
また、とりあえず手ぶらで伺い、後日何か送って差し上げるのもスマートです。「おもてなしに感激したので、御礼の気落ちを表したくて」と伝えれば、喜びも増すと思います。
※ビジネスシーンはこちら
■取引先で一目置かれる!気の利いた手土産のコツ
<関連記事>
■手土産の【渡し方】と紙袋の扱い
■手土産の【受取り方】とおもたせ
■知らないと困る、おもてなしの基本
■日本人のしきたり、およばれのタブー