オーガニックの聖地ポートランドの食事情をレポート!
「全米住みやすい都市1位」を獲得している、アメリカオレゴン州のポートランド。実はここ、オーガニックやスーパーフードのメッカでもあるのです。そこで今回は、ポートランドの方々の食事情をご紹介したいと思います。ポートランドはどんな街?
「地産池消」にこだわる
ポートランドのオーガニックな毎日
小規模農家が育てたオーガニックの野菜や果物が並びます。景観としても美しく、日本でもCMにファーマーズマーケットの様子が採用されたことも。同時に“クラフト(手作り)”も盛んな街であることから、何でも自分の手で作ることにこだわる傾向があるようです。
クラフトビールをテイスティング!
大ブームの「フードカート」にも、パレオダイエットが!
ポートランドの食事情を語る上で外せないのが、POD。これはいわゆる“屋台村”のようなもので、様々な国の食事をテーマにした屋台が所狭しと並んでいます。そんな屋台文化の中でも、ひときわ個性が光っていたのが、パレオダイエットの屋台。カートが立ち並ぶ広場
そんなパレオダイエットの屋台で、早速オーダーしてみました。
さつまいもマッシュポテト風。
チキンは、若干ファーストフードを思わせるような、フライドチキン。そしてさつまいもは、アメリカらしい、肉がオレンジ色のさつまいもをマッシュしたもの。これに、ハーブが混ぜ込まれていて、ステーキなどのサイドディッシュとしても成立しそうな、一品料理のようでした。
パレオダイエットのスタンダードな内容としては、穀類は内臓に炎症反応を起こさせるとされ、あまり食べない方が良い食材とされています。
パレオ屋台は、米や小麦などの穀類の代わりに、繊維質が豊富で根菜であるさつまいもを食べる……という理論のもと、さつまいもがメニュー化されていたのだとか。
日本では高い栄養素から、“準完全食品”のスーパーフードとしても親しまれているさつまいも。アメリカのさつまいもは実が赤く、カロチンが多く含まれているのが特徴です。その分、あまり“美味しくない”ことから、そのまま食べるというよりも、何かを混ぜて味付けして食べるのが一般的のようです。
次ページでは「KOMBUCHAやドラッグストアで流行っているもの」について紹介します!