サラック(Snake Apple / Salak)
果物らしからぬ質感の皮をまとった硬い実です。
果物とは思えない見た目のインパクト大なサラック。英語ではスネークアップルとも呼ばれ、つやつやザラザラしたその皮はヘビ革そっくり。その皮をパリパリと爪で剥くと、中から固めの果肉が現れます。シャクシャクした食感で、水気のないリンゴという感じ。渋みがあるので好き嫌いは分かれるかも……。
スターフルーツ(Star Fruit / Belimbing)
切り口が可愛い星型になるスターフルーツ。皮も食べるか食べないかは好みによるようです。
輪切りにすると星型が可愛いスターフルーツ。そのまま食べるには渋くてそれほど美味しい果物ではありませんが、砂糖を少し加えてジュースにするとさっぱりと美味しくなります。
ポメロ(Pomelo / Limau Gajah)
ポメロは中華系の間では縁起物で、中国正月の飾りにも使われます。
ポメロは日本でも栽培されているザボンや文旦と同じ種の柑橘類です。厚い緑色の皮に包まれた果肉はやや固めの粒で果汁は少なめ。グレープフルーツから酸味を抜いて甘みを足したような味で、果肉が黄色いものとピンクのものがありますが、黄色の方が甘みが強めです。
ココナッツ(Coconuts / Kelapa)
写真はコタキナバル名物のココナッツプディング。屋台やシーフードレストランなどで食べられます。
市場や道端の屋台、リゾートホテルやシーフードレストランなどでも一年中売られているココナッツ。その場で割ってもらってストローをさして中のココナッツジュースを飲みます。暑いときの水分補給にぴったり。内側のゼリー状の白い層が果肉なので、そちらもスプーンでこそげとって食べましょう。
パパイヤ(Papaya / Betik)
パパイヤは一年中採れるのでホテルの朝食などにもよく出てきます。
鮮やかなオレンジ色で、甘くて柔らかい果肉を持つパパイヤ。ホテルの朝食やシーフードレストランでのデザートなどにも出てくるので、滞在中に食べる機会が比較的多い果物です。パパイヤの持つ消化酵素や食物繊維はお通じの強い味方! 旅行中便秘になりがちな方はしっかり食べておきましょう。
バナナ(Banana / Pisang)
バナナの実はもちろん、花や茎の一部も食用とされます。葉っぱもお皿や容器代わりに使われたり、マレーシア人にとってバナナは非常に身近な作物です。
日本でもおなじみのバナナですが、こちらではこぶりなモンキーバナナから30cm以上の長さのものまで種類も様々。赤い皮のバナナもあります。そのまま食べるだけでなく、種類によっては蒸したり茹でたりして食べるものも。バナナに衣をつけて揚げた「ピザンゴレン」はマレーシアでは定番のおやつです。
コタキナバルでは他にもパイナップル、ハニーデュー(メロン)、スイカ、など日本でおなじみの果物も一年中食べられています。またここに載せたもの以外にもまだまだ沢山の珍しい果物があります。
これらローカルフルーツはスーパーマーケットではなく市場や屋台などで売られているので、珍しい果物をお探しの方は、ぜひ
セントラルマーケットや
ナイトマーケットなどに果物探しに出かけてみてくださいね。