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DDD横浜プロデューサー、佐藤まいみインタビュー!(2ページ目)

この夏開催を迎える三年に一度のダンスの祭典「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA」。第二回開催となる今回は、プログラムも規模もより一段とスケールアップ。横浜の街を会場に、ダンスの魅力を発信します。ここでは、フェスティバルのプロデューサーを務める佐藤まいみさんにインタビュー! フェスの概要とその楽しみ方をお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

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今回新たに取り入れた企画はありますか?

佐藤>前回はフェスティバル側の自主企画としては海外からの作品がありませんでした。それはちょっと横浜らしくないなと感じていましたので、今回はフェスの自主企画として、あるいは劇場との提携で海外の刺激的なダンス作品にも取り組みます。

市内の劇場やホールやアート活動を展開しているNPOや民間の方々とも連携して、みなさんの自主性をリスペククトしつつ、フェスティバルという形で盛り上げていくのが Dance Dance Dance @ YOKOHAMAのスタイルになってきているかなと思います。フェスティバルのディレクターがテーマを決め全てのプログラムをそのテーマに沿って選定するような、いわゆるヨーロッパ型フェスとは違うというか。第一回開催時も劇場や舞台芸術活動に携わるNPOや市内のダンスグループとゆるやかな関係を持ちつつ、フェスティバルとしての一体感を築いてゆきました。

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Germinal (C)Alain Rico


今回はフェスティバル独自のプログラムとして提案しているものも多く、例えばバットシェバ舞踊団の『デカダンス』や日本初登場の『ジェルミナル』、森山未來さんの『JUDAS, CHRIST WITH SOY』などがそうですね。こうした独自のプログラムに取り組めるようになったのは、ささやかな進歩だと感じています。

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横浜ダンスパレード


また今年初の試みとして『横浜ダンスパレード』を展開します。パレードが街に繰り出し、街にエネルギーを巻き起こしていく。お祭りって、ドキドキするものですよね。できるだけ多くの市民や観光客の方々に参加してもらって楽しんでいだだきたいですね。出場者は公募で選んでいますが、子どもたちから本格的なダンスの団体まで世代も内容も多様なおよそ350グループ、約6000人がパレードに参加します。

メイン会場になるのは日本大通り。日本大通りは港に向かってまっすぐに延びている通りですが、プラタナスが街路の両サイドに並んでいてちょっとヨーロッパ的な風情。この通りは“横浜のサンジェルマン通り”と異名をとっているらしいです。そのほか元町や馬車道などでのパレードに加え、街の約10カ所に固定演舞台を設置します。

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横浜ダンスパレード


今年の第一回目のパレードはフェスと同じくオールジャンルに開かれたダンスパレードになっています。実は仮装パレードもやりたかったのですが、今年は残念ながら時間切れでできません。数を重ねてゆくうちに、少しずつヨコハマならではのダンスパレードの形ができてゆくのかなと思っています。

日本には、その土地に根ざした伝統的なお祭りが各地にありますよね。例えば、青森のねぷたや博多のどんたくなど。横浜は開港してからできた比較的新しい街。開港した頃は外国人が多く住んでいたこともあり、日本古来の伝統的なお祭りがあまり見当たらない街です。だからこそ伝統に縛られずに自由につくっていける気がしますね。

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