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ウラジーミル・シクリャローフ インタビュー!(5ページ目)

ロシアの至宝、マリインスキー・バレエがこの冬来日公演を敢行! 『白鳥の湖』『ロミオとジュリエット』『愛の伝説』『ジュエルズ』の豪華4作品を披露します。ここでは来日に先駆け、プリンシパルのウラジーミル・シクリャローフにインタビュー! 作品、そして公演への想いをお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

バレエガイド


2011年よりプリンシパル・ダンサーを務め、海外のカンパニーの公演にも参加するなど、多忙な日々を送られていますね。身体づくり、日々のメンテナンス、食事面など、ダンサーとして気をつけていることはありますか?

シクリャローフ>僕も30歳になりました。バレエダンサーにとってはピークの年齢です。そのピークをできるだけ長くキープしていかなくてはなりませんし、そのための努力も欠かしません。例えるなら、F1レースに出場するレーシングカーのメンテネンスでしょうか。彼らは最良のオイルを挿し、念入りな定期検査を行い、レースに臨んでいますよね。

僕もダンサーとして、栄養とバランスの良い食事を心がけ、規律正しい生活を守るようにしています。努力の全てが100%、結果として実になるように。もちろん“誘惑”はたくさんあります(笑)。でも地に足をつけて、自分の仕事に精進しなければと思っています。

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(c) Sasha Gouliaev 


最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。

シクリャローフ>日本のみなさんは、とても真剣に、そして純粋な心で僕たちの舞台を見てくださる。ロシアのバレエを心から愛してくださいます。

前回日本で『ラ・バヤデール』を踊ったとき、終演後にシャワーやマッサージをしていたら、劇場を出るまで5時間もかかってしまったことがありました。それでも、ファンのみなさんはサインを求めて待っていてくれた。あのときの感動は今でも忘れられません。

みなさんのために、持てる力の全てを出し切って踊ります。みなさんの熱意が、僕に100%の力を出す原動力を与えてくれるのです。また秋にみなさんと会えることを、心から楽しみにしています。

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