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シルヴィ・ギエム高松宮殿下記念世界文化賞受賞!

シルヴィ・ギエムが2015年第27回高松宮殿下記念世界文化賞を受賞! 今年末の引退公演を前に来日し、授賞式典に臨みました。ここでは、受賞式および記者会見の模様をお届けします!

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

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シルヴィ・ギエムが2015年第27回高松宮殿下記念世界文化賞を受賞!

高松宮殿下記念世界文化賞とは、絵画、彫刻、建築、音楽、演劇・映像の各分野で世界的に顕著な業績をあげた芸術家に贈られる顕彰制度。全世界の芸術家を対象に国際顧問が選考を行い、毎年秋に受賞者が発表されます。

2015年第27回の各賞受賞者は下記の通り。
絵画部門/横尾忠則
彫刻部門/ヴォルフガング・ライプ
建築部門/ドミニク・ペロー
音楽部門/内田光子
演劇・映像部門/シルヴィ・ギエム

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(C) TOKIKO FURUTA


先ごろ元赤坂・明治記念館で授賞式典が行われ、ギエムら受賞者が出席。常陸宮妃殿下より顕彰メダルの授与、そして日本美術協会理事より感謝状と賞金1500万円が贈呈されました。

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(C) TOKIKO FURUTA


ギエムが受賞した演劇・映像部門は、演劇、舞踊、古典芸能、映画など幅広い分野が対象となり、これまでダンス界からは、1993年第5回モーリス・ベジャール、1999年第11回ピナ・バウシュ、2005年第17回マース・カニングハム、2006年第18回マイヤ・プリセツカヤ、2012年第24回森下洋子と、錚々たるダンサー/振付家が選ばれています。

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(C) TOKIKO FURUTA


受賞のスピーチで、「これは私にとってとても大きな出来事です」と語ったギエム。同時にバレエに対する愛と感謝の気持ちを述べています。
「とてもラッキーでした。ダンスが私を見つけてくれたのです。きっと私の身体はダンスをするようにデザインされているんだと思います。15歳のとき、パリ・オペラ座バレエ学校のひとりとして初めて日本に来ました。東京の街を歩きました。それは大きな冒険の始まりであり、大人になろうとしていた瞬間でした。毎日が旅のようでした。私は自分のしていることを愛しただけ。ただ単に愛しただけで賞をいただけた。35年前から愛し続けて、今50歳になりました。愛することは必要です。とても美しいことです。文化も社会の一部であり、その一部を愛することによって、このような賞をいただけたことを感謝しています」

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(C) TOKIKO FURUTA


次ページでは、高松宮殿下記念世界文化賞記者会見の模様をお届けします!


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