Kバレエスクールの特徴といえば?
写真提供:鶴見区民文化センター
カリキュラムがきちんとあって、卒業試験があって……と、しっかり段階が組み立てられているのもKバレエスクールの特徴だと思います。舞台に立つチャンスがあるのも利点です。スクールパフォーマンスもあるし、Kバレエ・ユース(若手ダンサーを中心としたジュニア・カンパニー)もあったりと、発表するチャンスがいろいろ用意されています。
Kバレエスクールからカンパニー入りし、主役に抜擢されるなど、近頃は生え抜きのダンサーも増えています。力のあるダンサーを輩出する理由は何だと思われますか?
遅沢>単純に目指すものがあるということ、カンパニーがあるということが強いと思います。カンパニーの舞台やリハーサルを観たりと、プロのダンサーに間近で接することがきる。この環境は大きい。スクール生がカンパニーの本公演に出演することもあります。『くるみ割り人形』の子供たちもそうですし、『海賊』の海賊たちのひとりとか、『ラ・バヤデール』とか。ダンサーの過程を体験することができる、見ることができるのは貴重な経験ですね。
最終的にカンパニーに入れるかどうかは、基本的にスクールパフォーマンスの結果次第。最後のスクールパフォーマンスを見て、カンパニーに上げるかどうかを決めていくことが多いようです。