オラクル社員犬キャンディ
猫カフェやドッグカフェが街に登場し、子犬や猫のかわいらしい仕草で癒してもらえるとお客さんで大賑わい。変わったところではフクロウやインコがいる鳥カフェやトカゲやワニがいる爬虫類カフェも登場しています。人と動物が触れ合うことで、ストレスを軽くすることができるアニマルセラピーという考え方があります。この考え方を導入してペットを飼っているIT企業があります。データベース管理ソフトやサーバーで有名な日本オラクル株式会社にいるのが社員犬Candy Candy(きゃんでぃ きゃんでぃ)。愛称は「キャンディ」です。有名なアニメの主人公のようにモフモフの髪の毛をしています。
日本オラクルには1991年から代々、社員犬がいて、キャンディが4代目になります。社員犬誕生のきっかけはアメリカの第41代ジョージ・ブッシュ大統領。社長がテレビを見ているとブッシュ大統領がホワイトハウスの執務室に犬を連れてきていました。その様子を見たことから社員犬を導入します。オフィスには終日、コンピュータに向かって仕事をしている社員が多いため、犬と社員が触れあえることでリフレッシュ効果をねらいました。
社員犬キャンディの勤務
キャンディは0歳から社員犬として働きだし、首には社員証(社員番号は0番)をつけています。犬種はオールドイングリッシュシープドッグで女の子。日本オラクル社員犬キャンディというFacebookページまであります。女の子なので髪飾りをしていて季節やイベントで変わり、Facebookページで披露しています。2010年10月1日に行われた入社式では、社長に軽々と抱っこされる子犬でしたが、今では大型犬になっていて社内を闊歩しています。所属はCEOオフィス。
キャンディの出勤先はオラクル青山センターで出勤日は毎週水曜日の12時から13時30分。担当業務はグリーティング&ヒーリング アンバサダーで、早い話がフロアを巡回して社員に愛想をふりまき、記念写真に応じ、来客スペースで日本オラクルに来たお客さんを出迎えます。またオラクル製品を活用しているオフィスを訪問したりもしています。休みのときは管理をお願いしているペットショップにいます。
昨年7月23日の4歳の誕生日ではFacebookで募集してバースデーパーティを開催。お祝いに駆けつけた人たちに愛嬌をたっぷり振りまいていました。
他の職場の動物
他の企業にも社員犬がいて、社内で愛想をふりまいています。イラストコミュニケーションサービス「pixiv(ピクシブ)」を展開しているピクシブ株式会社にいるのは黒い柴犬のチョビ。チョビはもともと社長のペットでしたが、ネットニュースに取り上げられたことからpixivにチョビのイラストが投稿され、ユーザーの間で有名となり、社員犬として採用されました。2007年10月生まれの女の子で休憩用のソファー近くで社員に愛想をふっています。Twitterまでやっていて、「ムニュムニュ」とか「キュ~ン(眠いの...)」とつぶやいています。
人材派遣大手のパソナでは2頭のヤギが「入社」。東京の大手町のオフィス街に「アーバンファーム」という野菜工場がありますが、ここの農場で受付をしています。業務は社員への癒しで1日7時間半勤務、週休2日とハードワークです。ちなみに終身雇用となっています。ヤギは葉っぱや稲わらを食べるので食費の心配はいりません。夜間、休日は屋上で暮らすそうです。
皆さんの会社でも社員犬を導入してみませんか。
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