中国の王朝名、順番に呪文のように唱えるだけ
社会科と言えば暗記教科の代表ですが、歴史でも地理でも覚えなければいけないことはたくさんあります。例えば、中国の王朝名。遣隋使や勘合貿易など古くから交易があり、日本の歴史を学ぶ上でとても重要なことがらです。そんな中国の王朝名ですが、春秋・戦国時代や魏晋南北朝時代など細かい部分はさておき、まずは、殷から清までの10の王朝名を言えるようにしましょう。
やり方は簡単です。
「殷、周、秦、漢、隋、唐、宋、元、明、清」を、
「いん、しゅう、しん、かん、ずい、とう、そう、げん、みん、しん」
と順に唱えるだけです。
一気に覚えるのが大変な場合は、3~4つ程度に分けて(この場合は、3つくらいのパートに分けて)、少しずつ覚えていきます。
パート1:殷、周、秦、漢
パート2:隋、唐、宋
パート3:元、明、清
パート1~3までを、それぞれ言えるようなったら、次はパート1+2、つまり「殷、周、秦、漢、隋、唐、宋」までを一気に言ってみます。それもできるようになったら、いよいよパート1+2+3、「殷、周、秦、漢、隋、唐、宋、元、明、清」、つまり、最後まで一気に言ってみます。
この覚え方は「マジカルナンバーとは?頭が良くなる記憶の話」の記事でも紹介しましたが、7つ以上になると人は多いと感じるという性質を逆手に取ったものです。たくさんのことを覚えるときは、このように7つ以下に分けて少しずつ覚えると覚えやすくなります。
江戸時代の改革も、ただ唱えるだけ
中国の王朝名と並んで覚えたいのが、江戸時代の5つの改革です(新井白石は除きます)。これも単純に、「綱吉、享保、田沼、寛政、天保」を、
「つなよし、きょうほう、たぬま、かんせい、てんぽう」
と順に唱えるだけです。
すべて「○○の改革」なので、「の改革」の部分は省略します。順番に覚えられたら、あとは誰が行った改革か、どんな改革かなど、細かいことを少しずつ付け足して覚えていきましょう。
最初から、たくさんことを覚えようとしないことが「呪文暗記法」の特長です。
次は、「呪文暗記法」のもう一つのメリット場所も利用するです。