バレエ/バレエ観劇の関連情報

テロ・サーリネン『MORPHED』インタビュー!(3ページ目)

北欧フィンランド・コンテンポラリー界の旗手として注目を集めるテロ・サーリネンが、自身のカンパニー テロ・サーリネン・カンパニーを率い待望の初来日を実現! 作曲家エサ=ペッカ・サロネンの3つの楽曲に振付けた『MORPHED-モーフト』を披露し、その世界観を提示します。ここでは、来日を控えたテロ・サーリネンにメールインタビューを敢行! 作品と来日公演への想いをお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

バレエガイド


ご自身のカンパニーについて、メンバー構成をお教えください。

テロ>この作品のキャストは、クラシックバレエ出身のダンサー、ヘルシンキ芸術大学の演劇アカデミーでダンスを専攻したダンサー、1名はストリートダンスを踊っていました。最年少が26歳で最年長が44歳です。

振付を始めた頃からの協力者で私の右腕ともいえるシニ・レンシヴオリとヘンリッキ・ヘイッキレの2人に恵まれたことも重要です。2人とももともとフィンランド国立バレエ団のダンサーで、彼らの活動30周年を去年祝ったところです。シニは現在、Artistic Development部門の責任者として、ヘンリッキはリハーサル・ディレクターとしてカンパニーに貢献してくれています。

テロ・サーリネン・カンパニーは設立から20年が経ちますが、その間、実にさまざまなバックグラウンド、国籍、年齢のダンサーが在籍してきました。ノルウェー、イスラエル、チェコ、日本、アメリカから来たダンサーもいました。いずれもクラシックバレエもしくはコンテンポラリーダンスの技術的訓練をしっかりと受けており、ネザーランド・ダンス・シアター(NDT l)やバットシェバ舞踊団、リヨン・オペラ座バレエ団、クルベリー・バレエ等で踊ってきたダンサーたちです。

カンパニー・メンバーを語る上で忘れてはならないのが、ダンサー以外のスタッフたちです。運営や事務を担う優秀なメンバーたちがいてこそ、カンパニーの成功や存続も叶いますから。

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『MORPHED』 photo Heikki Tuuli



テロ氏がダンサーに求める要素とは? 

テロ>好奇心旺盛で新しいことに挑戦する、開かれた心を持ったひとを好みます。ダンスの外、つまり社会や生活をよく観察しているダンサー、ユーモアがあり、失敗を恐れず、それを笑い飛ばせるくらいのダンサーがいいですね。

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『MORPHED』 photo Mikki Kunttu



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