中国茶/おすすめの緑茶、黄茶、白茶

お道具要らず!簡単おいしい中国緑茶を楽しもう(2ページ目)

特別なお道具がなくても、ご家庭にあるもので初めてでも簡単に淹れられる中国緑茶。さっぱりした甘みと香ばしさ、多種多様な形や大きさの美しい茶葉には、日本茶とは違った魅力がいっぱい。インスタントティーより簡単な淹れ方で、極上の中国緑茶を楽しんでみましょう。

久永 佳子

執筆者:久永 佳子

お茶・中国茶ガイド



代表的な中国緑茶「龍井茶」

龍井茶

龍井茶の中でも最高級品とされる獅峰の明前茶

龍井茶(ろんじんちゃ)は、浙江省杭州市の西部にある美しい西湖の周辺で作られています。中でも、獅子峰で作られる「獅峰龍井」は最高とされ珍重されています。さらに、茶摘み時期としては、清明節前に一芯二葉で摘まれた早摘みのものが最高級品とされ、高価でもこの時期に一度は飲みたくなる緑茶です。

日本ではどこでも煎茶が買えるように、現地のスーパーマーケットでは、安価な龍井茶もたくさん売られています。獅子峰、梅家塢、西湖龍井という名前がついているもの以外で、「龍井」とだけある名称のものは、それら以外の杭州龍井を指すことが多く、日常茶としても親しまれています。

簡単においしく飲む方法

安吉白茶の茶葉

渋みの苦手な方に好まれる優しい味わいの安吉白茶

4月も後半になると、だんだん新茶を目にする機会が増えてきます。龍井茶の他、アミノ酸含有量が多いことで知られる安吉白茶(あんきつはくちゃ)も日本人には人気のある緑茶。様々な種類のある中国緑茶は、形や大きさも多種多様。その美しさを観賞するのも楽しみのひとつです。

龍井茶の場合は、耐熱性のグラスでいただくのがいちばん。好みの量の茶葉に80℃くらいに冷ましたお湯を注いでいただきます。ガラス蓋碗を使って、蓋で茶葉をよけながらいただくのもいいでしょう。抽出時に蓋をしないのには理由があります。蓋をすると熱がこもって、淡く艶やかな色がくすんでしまうから。いちばん簡単な方法が、いちばんおいしく飲める方法。

茶葉の量に迷ったときには、少ないよりは多めに。日本茶とは異なる中国緑茶の魅力に目覚める方が年々増え続けています。まだ飲んだことがない方も、特別なお道具が不要な中国緑茶デビューしてみませんか。



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