マヨルカ島の伝統的な菓子パン「エンサイマーダ」
赤いテント、入口のカフェ&バーが目印
2015年4月24日、スペイン王室御用達のグルメストア「マヨルカ」が二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケットに日本一号店をオープンしました。
パナデリアコーナー
「マヨルカ」は1931年、店名の由来ともなったマヨルカ島の伝統的な菓子パン「エンサイマーダ」をスペイン本土の人に楽しんでもらいたいとベルナルディーノ・モレーノさんとマリア・ガルシアさん夫婦が開業、現在はマドリードで11店舗を展開しています。
エンサイマーダ
「エンサイマーダ」はフワッと軽いドーナツの食感。初めて味わうのに昔から知っているような温かみを感じるのは、80年以上も前から愛されてきた看板商品だからでしょうか。
安類直宏さん
マヨルカのパンとお菓子を担当する安類直宏さんにお話を伺いました。
「エンサイマーダはブリオッシュを固めに練り上げたような生地にラードをつけて焼き上げています。マヨルカ島では豚を一頭あますところなく使う食文化があります。ラードを使った伝統菓子も結構あるんですよ。スペインではエンサイマーダはお菓子というより普通にパンのようにして、ハムなどを挟んで食べてしまったりもするんです」。
エンサイマーダは6種類ほどのバリエーションがある
エンサイマーダはプレーンのほかに、スペイン産のマルコナアーモンドペーストが入った「トルテル」、バニラの香るバタークリームを挟んだ「クレマ」が本国と同じで、日本ではオレンジピールやクランベリーとクリームチーズ、チョコラテなどのバリエーションも作られています(190円~250円)。
スペイン風のパンペルデュ
パンは店に入って右手のパナデリア(パン売場)に、他にも20数種類ほど作られています。
パン デ ラ カサ
スペインならではのアーモンド酵母を使ったカンパーニュ「パン デ ラ カサ」(大560円、小140円)はフランス産小麦を中心にドイツ産ライ麦も20%入っていますが、食感は軽めです。低温長時間発酵でじっくりと旨味を引き出しながらも最後にぐっと高温で仕上げることで、軽やかな食感になるのだそうです。
バゲットも軽やかでパリッと香ばしい
こんな袋に入れてくれます