トロルの舌へアクセスが簡単なオッダ町/ノルウェー(3ページ目)

「トロルの舌」登山客が知っておくと便利なスポット、バス停留所

「トロルの舌」登山客が必ずお世話になるのが、オッダ町のバス停留所。バス停は無人で、内部には何もありませんが休憩することができます。バス停の隣にはカフェもあり休憩可能。停留所の目の前にはフィヨルドが広がっています。「オッダ・バスステーション」(Odda Bussstasjon)駅から「シェッゲダル」（Skjeggedal）駅までの時刻表は、ノルウェー政府観光局が提供するバス時刻表サイト（91ページ目）を参考に。もしくはハダンゲルフィヨルド観光局の「トロルの舌」サイトをチェックしてみてください。

観光案内所

オッダのバス停留所から徒歩で約2分のところにあるのは観光案内所。観光シーズンの夏季はオープンしていますが、冬季（9月15日～3月15日）は閉まっているので、その際はそこから500メートル先にある市庁舎内の図書館／サービスセンターを利用しましょう。

オッダ観光案内所の公式HP

節約したい人のために、スーパー

中心地には、銀行、薬局、スーパーなど必要最低限のお店は揃っています。トロルの舌の登山客は、早朝に出発、夜遅くに戻ってくるパターンが多く、物価の高いエリアで食料の獲得に困る人もいるかもしれません。「節約」という意味の「SPAR」（スパール）というスーパーがバス停留所や観光案内所のすぐ側にあるので、自分で食料を調達し、サンドイッチを作るという方法もあります。スーパーは他にもありますが、SPARにはワンコイン＝10ノルウェークローネで買えるものもあり、お買い得商品が多いことから「北欧の100均スーパー」ともいえます。

公式HP「SPAR Odda」

ユネスコ世界遺産候補!? ノルウェー水力発電・工業博物館

交通アクセスに多少難がありますが、タクシーなどの手段でティッセダル村にある昔の「ノルウェー水力発電・工業博物館」にプチ遠出をすることもできます。建物は博物館と昔の工場に分かれており、ティッセダル発電所はそのまま残っているため、中に入ると、その迫力の大きさにびっくりするかもしれません。

発電所は1908～1989年まで使用され、現在は国立文化遺産として登録されています。まるで、ある日、工場が突然ストップして、労働者たちが立ち去ってしまったかのように、時間がストップしているかのような空気が建物内には流れています。「ここまで中に入っていいの!?」と工場の奥や操作室を見学可能。現在、地元では文化・歴史的価値の高いこの場所やオッダ製錬所を、ユネスコ世界遺産に登録しようと奮闘中！

＜DATA＞
■Norsk Vasskraft- og Industristadmuseum（ノルウェー水力発電・工業博物館）
住所：Naustbakken 7, 5770 Tyssedal
電話：+47 53 65 00 50