ブランド: ジャン パトゥ
ジャン パトゥ パリ本店 / パリ8区
自分のブランドの評価を高める為には、ファッションと同じように香水も重要視していた彼は、1925年に、最初の香水、『アムール アムール』、『ク セ ジュ』、『アデュー サジェス』を発表し、次いで1930年に名香『ジョイ』を発表しました。優れたセンスと先見の明があった彼は、フランスのみならずアメリカでも大成功を収めます。また、複数のデザイナーに実際のデザインを任せるなどして、ディレクターとしても優れていた彼は、残念ながら早世してしまいます。しかし、現在でも『ジャン パトゥ』は創業の地で香水店として営業しています。
パフューマー: ジャン・ケルレオ
1932年生まれのジャン・ケルレオは、1965年にフランス調香師賞を受賞した後、ジャン パトゥに請われ、1967年、アンリ・アルメラスの後を継いでメゾンパフューマーとなりました。ジャン・パトゥの義兄、レイモン・バルバはジャン・ケルレオに、ジョイのような《常軌を逸した》予算に制限の無い、贅沢な新しい香水の創作を依頼しました。ケルレオは全てを任されて、どのような遠慮もすることなく自分の創作に没頭できました。
彼はノルマンディ地方の生まれで、学者のように思慮深く、あまりにも完璧主義者だった為に、自らが望む結果にたどり着くまでに試作の回数は1,000回を超え、なんと3年の期間を要しました。そのようにして1000(ミル)は1972年に発表されたのです。
ジャン・ケルレオ氏は偉大なパフューマーであり、フランス調香師協会の名誉総裁であり、ヴェルサイユの香水研究機関、オスモテークの創設者です。
■1000(ミル)/ ジャン パトゥに関するお問い合わせ
ブルーベル・ジャパン 香水・化粧品事業本部
TEL:03-5413-1070