イタリアのホテル(2ページ目)

イタリアのホテルの星カテゴリー

イタリアのホテルにも、ほかの国々同様に1～5つ星まであり、設備によって等級が決められています。

ただし、星の数と設備の条件（スタッフが何カ国語話せるか、部屋の大きさなど）は各州ごとに異なっているため、少々混沌としており、かつ星の見直しなどが頻繁に行われているわけではないので、驚くほど古くて水の出もよくない4つ星があるかと思えば、新しく部屋も広く快適な3つ星があったり……。

さすがに5つ星以上になれば、伝統的で美しいインテリア、かつ快適な滞在は、ほぼ約束されていますが、特に3～4つ星ホテルは、正直なところ、星の数はあまりあてにならないと思っておいた方が無難。2～1つ星では、もはや何があっても（お湯がでない、窓がないなど）驚かない姿勢も必要です。しかし、そんなホテルでも、とても親切で5つ星以上のランクをつけたくなるようなスタッフに出会うこともあるのが、イタリアの面白いところ。星の数とスタッフの質は、まったく一致していないことも覚えておくとよいでしょう。

イタリアでは、有名な5つ星ホテルに泊まる以外は、自分の審美眼、値段との折り合い、立地など、条件から選ぶのが正しい方法です。

ツアーで使われるタイプのホテル

格安のツアーでよく使われるタイプのホテルは、街の郊外にあるケースが多くなります。ツアーの値段は安くても、フリータイムでタクシーを利用することになり、総額は結構な値段になってしまった……なんてことも起こりえます。

特にローマなどの大都市では、街中にあるホテルを利用するクラスのツアー利用が、最終的には便利かもしれません。ただし、工程によりますので（フリータイムがなく、すべて添乗員に伴われるバス移動のみのツアーなど）、ツアー選びの際には、ホテルの立地も視野に入れておくのがオススメです。

イタリアのツアーの選び方はこちら＞＞＞イタリアツアー

イタリアのホテルの料金

イタリアのホテルの料金は、街によってだいぶ差があります。ローマ、フィレンツェ、ベネチアなどの人気観光地では、中級クラスの相場が、シングルで80～120ユーロ、ツインで150～200ユーロ位が相場。地方都市になれば、シングルで40～80ユーロ、ツインで100ユーロ前後などを見つけることも可能です。

また季節によっての値段の変動もあり、3～10月がハイシーズン、11～2月がローシーズンとなります。ローシーズン中でもナターレ（クリスマス）、パスクア（イースター）、カルネバーレ（カーニバル）などのお祭りバカンス時期、各地で行われる見本市期間などは、値段はハイシーズンよりも高くなることがあります。

しかし、日本からの旅行者が多い8月中旬などは、リゾート地のホテルの値段は上がりますが、実は、ローマやミラノなどの都市部は値段を下げている可能性もあります。個人旅行の場合は、予約サイトやホテルHPをチェックしてみましょう。