学習・勉強法/中高生の勉強方法・学習習慣

赤ペンもまとめノートもNG?!中高生の間違った勉強法(3ページ目)

「勉強と言えば「とにかくがんばってやること」が大事」……。そんな間違った学習観に基づいた勉強の仕方をしていませんか? 中高生が陥りがちな、間違った勉強の仕方、ワースト3を紹介します。

伊藤 敏雄

執筆者:伊藤 敏雄

学習・受験ガイド

ワースト3位:まとめノートを書く

テスト勉強と言えば「まとめノート」、「まとめノート」と言えばテスト勉強というくらい、まとめノートを書くことが勉強だと思っている人がいます。実はこれも間違いで、これはまとめノートを上手に書く力がある人には効果があるが、そうではない人には効果がありません。

まとめノートと言ってもほとんどの場合、教科書の文章を丸写ししたり、参考書や問題集に載っているまとめを丸写ししたりと、結局、まとめノートと称して何かを丸写ししているケースが大半です。自分でまとめる過程にこそまとめノートの効果があるのですから、何かの丸写しでは効果は期待できないのです。

さらに、まとめノートを書くこと自体、膨大な時間がかかります。その割には効果は期待できないのですから、はっきり言ってしまえば時間の無駄です。中には、「まとめノートを書いているだけでテスト週間が終わってしまった」という本末転倒な人もいるほどです。

「何を」「どう」まとめたらよいのかがわかっていない人に限って、このようにまとめノートを書こうとします。

まとめノートの前に、間違い直し

「わかったつもりの勉強」から、「できる勉強」へと勉強の仕方を考えることが大切。そんな中学生のためのテスト対策、勉強法が「間違い直し勉強法」

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ではどうしたらよいのかというと、そこは発想の転換が必要。まずは、問題集を解くことです。そして、間違えた問題を、教科書や参考書などを調べて、もう一度解きます。

それでも間違えた場合や間違い直しの時に調べた内容を、まとめノートにまとめればよいのです。問題集を解きながらまとめることで、「間違えた問題に関することだけをまとめる」ことになり、先に紹介したデメリットが自然と解消されます。

以上、ワースト3のうちどれか一つでもあてはまる人は、早速勉強の仕方を改善してみましょう。

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