ノルウェーの冬の聖地といえばここ!
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オスロならではの人気の観光スポットといえば、「ホルメンコーレン」と呼ばれるスキージャンプ台と博物館! 「ノルウェー人はスキー板を履いて生まれてくる」といわれるほど、スキーというスポーツはノルウェー国民とは気っても切り離すことができません。世界大会のスキーの競技種目で、金メダルを総なめにするのもノルウェー。ちなみに、日本のスキージャンプ選手の葛西 紀明選手は、ノルウェーでは多くの人が知る有名人でもあるのです。
そのスキー国家の「聖地」ともいえる場所が、オスロ中心地から地下鉄1本で約26分のところにあるホルメンコーレンスキージャンプ台と博物館です。
スキージャンプヒルを間近で見学
上から眺めるスキージャンプ台。夏や冬のどの季節に見ても迫力がある Photo: Asaki Abumi
世界的にも珍しい!世界最古のスキー博物館
1923年にオープンしたスキー博物館は、スキーだけを特集した世界初のスキー博物館です。6000年のスキーの歴史が、展示されている貴重なスキー用具とともに紹介されています。とくに、世界最古のスキーを含む、数々の歴史あるスキー板の展示は必見。ノルウェーでは、かつてはスキーは狩猟、通信・移動手段として使われていました。絶好の写真撮影スポット!頂上からのオスロの景色
「たとえ博物館やスポーツに興味があまりなくても、ホルメンコーレンはぜひ訪れてほしい」。ガイドがそうおすすめする大きな理由が、建物の頂上から見下ろせるオスロ市のランドスケープです。実は、ここは最高の写真撮影スポット! 雪や霧がたくさんある冬、緑の新緑と青いオスロフィヨルドが色濃く出る夏、紅葉の美しい秋、どの季節に来ても、素晴らしい景色が目の前に広がります。写真撮影に夢中になる旅行者も多く、無料Wi-Fiあり(パスワードは館内で張り出されています)。素敵なワンシーンが撮れたら、すぐにSNSで旅の感動をシェアできますね。
素晴らしい景色は頂上からだけではなく、建物周辺やオスロ中心地からアクセスするまでの地下鉄の車窓からも見られます。地下鉄ではぜひ窓際に座ってみてくださいね。
ジェットコースター好きなら、ジップラインに挑戦!
ワイヤーロープで滑車を使って滑り降りるジップラインは人気のアトラクション。スキー選手と同じ目線で、361メートルの高さからジャンプヒルを飛んで体験することができます。2015年は3月後半から11月まで開催中。入場料とは別料金で、追加大人1人590ノルウェークローネ。詳細は
ホルメンコーレンの公式HP「Fly Holmenkollen - Zipline」
運営をしているKollensvevetの公式HP
ショップとカフェも一緒に楽しもう!
博物館がある場所の楽しみのひとつといえば、ミュージアムショップ。その場所ならではの限定お土産や、旅行者が喜びそうなノルウェー国旗がついたお土産がたくさんあります。ノルディック柄のセーターや帽子など、質のいいファッション系のグッズが多いのが特徴です。スキージャンプ台&博物館を出ると、入り口のすぐ横にカフェがあります。ちょっと一息したい時は、ここでリラックス。ノルウェーの伝統的なおやつであるワッフル(30ノルウェークローネ)もあります(コーヒーは1杯30ノルウェークローネ)。
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■Holmenkollen Skimuseum & hopptårn (ホルメンコーレン スキージャンプ台&博物館)
住所:Kongeveien 5, 0787 Oslo
エリア:オスロ中心地より北西
TEL:+47 91 67 19 47
営業時間:10~4月の月~日曜10:00~16:00、5月と9月は10:00~17:00、6~8月は9:00~20:00
定休日:無休
料金:博物館とスキージャンプ台は共通。大人1人120ノルウェークローネ
オスロ観光券「Oslo Pass」で無料。別記事「オスロ観光案内所と節約旅行に役立つ観光カード」
アクセス:トラム1番線Holmenkollen駅から徒歩10分。駅のホームが小さいことから、地下鉄の「扉が開くのは1両車と2両車目のみ」です。後ろの車両に乗っていると、扉が開かず、ほかの車両へ急いで移動しないと、下車できないのでご注意ください。
※1ノルウェークローネは2015年2月現在、約15.6円。おおむね16円前後で推移。