フランス語

「レモン祭り」開催記念!レモンで学ぶフランス語(2ページ目)

南仏のリゾート地マントンで毎年行われる「レモン祭り」。寒い季節に光り輝く柑橘系のイエローは、太陽の光のかけらのように私たちを元気づけてくれます。今回は、そんな「レモン祭り」にちなんで、レモンがらみのフランス語をお届けしましょう。

越智 三起子

執筆者:越智 三起子

フランス語ガイド


レモン関係文法豆知識

citron

「レモン」表現で頭をよくしよう!

前ページでは、レモンを使った頻出フランス語を復習しましたが、ここではレモン関係の表現で間違いやすいルールを確認しておきましょう。

まずは、形容詞として使われるときの色を表すcitron(レモン色)に関してですが、これはorange(オランジュ/オレンジ色の)や、marron(マロン/栗色)などと同様、性数の一致といった変化はしませんので気をつけてください。例えばrobe(ローブ/ドレス)のような女性名詞と組み合わされた場合、noir(ノワール/黒い)のような通常の形容詞はrobe noireと形容詞も女性形にしますが、citronのようにモノから色のイメージがとられている形容詞の場合はrobe citronとそのままです。

また、citronnade(スィトロナード/レモネード)やcitronnier(スィトロニエ/レモンの木)のようにレモンからできている派生語は、nが2つ重なりますので気をつけてください。

レモン関係の表現

それでは、最後に「レモン」を使った慣用句をご紹介しておきましょう。citronというフランス語は、くだけた表現では「」を意味するために以下のような表現がでてきます。
  • presser le citron
直訳は「レモンをしぼる」で、人からお金であろうが労力であろうが「あらゆるものを搾り取る」、「徹底的に利用する」という意味になります。
  • se presser le citron
自分自身の「レモン=頭」をしぼるということになりますので、「知恵をしぼる」という意味。
  • en avoir dans le citron 
話し言葉でêtre savant(物知り)、être intelligent (知性がある)という意味です。

いかがでしたか?「レモン」がらみのフランス語で、ますます「頭」がよくなりましたね!

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