キャリアプラン

若手社会人へ!夢を抱くことがキャリアにつながる(2ページ目)

働き方革命が本格化しつつある今日、自分を取り巻く環境の変化についていけず、悶々とした日々を送っている方も多くなることでしょう。今の若手ビジネスパーソンの典型例を示します。今後のキャリアを考える材料にして下さい。最後に、このような変革期こそ必要なものを提示いたします。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド


夢を抱き、それを勝ち取った人は強い!

夢を抱き、それを勝ち取った人は強い!

このような大変革の時代、多くのビジネスパーソンは将来に不安を抱え、何をしたらいいかを迷っているのが現実です。

以下、典型的な若手ビジネスパーソンの悩み、簡単なケーススタディーを見ていきましょう。

悩めるビジネスパーソン 田中 一郎さん

(30歳、独身、大手製造業勤務 営業職)

*****
大学卒業後、就職活動期が売り手市場だったので、あまり苦労なく意中の大手企業に就職。新卒入社から現在に至るまで、営業職として慌ただしい日々を送っている。平日は残業が恒常化して平均午後9~10時に退社。気がつくと30歳、独身。結婚をして子供もいて張りのある充実した日々を送っている同世代もいる。今の仕事は入社する前のイメージからは程遠く、上から指示されたことをこなしていくことで精一杯。上司を見ても、将来自分はこうなりたいと思える存在ではない。同僚と飲みに行っても上司や会社の悪口が聞こえてくる。冷静に見れば、疲労感・疲弊感・閉塞感の象徴としての上司から飲みのお誘いを受ける。時間がもったいないが、むげに断ることもできない。
確かに自分は目の前のことは一生懸命にやってきたけど、自信を持って誇れるものが何もない。焦りを感じている。何か自分を高めることをしないといけない。ビジネスや業務に役立つ資格を取ろうか、TOEICのスコアを上げようか、明確な目的がないために、何をやったらいいかという確信めいたものがない。このところ、悶々とした日々を送っている。
*****

私がカウンセリングやコーチングの仕事をしていて、このように悶々とした日々を送っている方が実に多いものです。

この方に必要なアクションプランは資格の取得でも英語力の向上でもありません。それは夢を抱くことです。さらに覚悟を持って取り組むこと。絶対に叶えるという強い意志が必要です。これさえ持つことができれば、自ずと他の能力は結果的に醸成されてきます。専門力・実務力しかり、基礎力・仕事力しかりなのです。

子供の頃の純粋な気持ちに立ち戻り、人生において本当に実現したいことをじっくり考えてみてはいかがでしょう。


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