四合院で伝統食を満喫できる九門小吃
小麦や雑穀を使った中華蒸しまん。15~20元/蒸篭
九門小吃入口。四合院の伝統建築は一見の価値あり
餃子、ジャージャン麺、肉まん、羊の串焼き…… そんな
北京の伝統的な軽食「小吃(シャオチー)」が大集合する九門小吃。B級グルメが楽しめる、とっておきのスポットです。ここでは九門小吃の基本情報から利用方法まで、お役立ち情報満載でご紹介します。
九門小吃とは?
入口から奥に伸びる通路に老字号がずらり
今では珍しくなった北京の伝統食が大集合
人気の観光エリア・
后海に位置する九門小吃は、2006年にオープンした新スポットで、いわゆる小吃のテーマパークです。3000平方メートル近い広い四合院建築の中に。年ガオ銭や羊頭馬、豆腐脳白、恩元居といった老字号(※)の「小吃(伝統軽食)」が勢ぞろいする屋台街。前門エリアに店を構えていた小吃店が再開発の関係で取り壊しとなり、ここ九門小吃に引っ越してきたというわけです。九門小吃という名前はかつて存在した北京の城壁に
前門、宣武門、和平門など9つの門があったことから命名されました。
屋内には飲食スペースがゆったり用意されている
北京にはほかにも、
王府井にある王府井小吃街や東華門美食坊夜市など有名な屋台があり、小吃を食べることができますが、九門小吃は屋内に座るスペースがあり、ゆっくり食事を楽しめるのが人気です。
>>>北京の屋台については「
北京の中華料理(屋台・レストラン)」に紹介されています。
※老字号……中国政府が伝統ある老舗に贈る称号
九門小吃へのアクセス
ジャージャン麺(18元)。北京のB級グルメの代表格
羊や鶏の串焼き(5元~)。クセになる独特な味付け
九門小吃は
后海エリアに位置するので、地元の人でも「地下鉄8号線の什刹海駅から歩いて行こう」と考えがちなのですが、実は最寄駅は地下鉄2号線の積水潭駅なのです。積水潭駅(B出口)から徒歩10分ちょっと。湖を見ながら北京の昔の街並み「胡同」を歩いていくのは、とっても楽しいです。迷ったら「請問(チンウェン)九門小吃(ジューメンシャオチー)怎麼走(ザマゾウ)/すみません、九門小吃へはどうやって行くのですか?」とたずねてみましょう。
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