ローマでは肝臓薬!「シリマリン」
ヨーロッパでは今から2千年以上前から肝臓疾患の治療薬・ハーブとして活用されていたシリマリン。ローマでは肝臓薬としても馴染みのある成分です。もともとは、ミルクシスル(マリアアザミ)という植物の種子に含まれているフラボノイド混合物です。・摂り方ポイント
食品またはサプリメントとしての摂取が可能ですが、キク科の植物にアレルギーがある方や妊娠中の方は注意が必要です。
しじみ汁に含まれる「オルニチン」
二日酔いにはしじみ汁が良いと言われていますが、その理由はしじみに多く含まれている、「オルニチン」の働きのため。オルニチンは、非必須アミノ酸(体内にもともと存在している)で、肝機能の働きをスムーズにしてくれます。汁物を飲むと胃腸もホッとします。
・摂り方ポイント
オルニチンを多く摂取したいときはサプリメントがオススメです。しじみから摂りたい場合、一旦冷凍したものを調理することで、オルニチンの量が増加します。
二日酔いで辛い時は「ショウガ」
ショウガは冷え性の予防効果や抗炎症効果などが有名ですが、吐き気を抑える作用や、殺菌作用もあります。日本では、食事に添えたりして食べられていますが、インドなどでは古くから医薬品としても親しまれてきた食材。特に、ショウガに含まれる成分“ジンゲロール”や“ジンキベレン”には、代謝を促したりアルコールを分解する作用から、二日酔い・吐き気などを抑える作用も。ショウガとハチミツは美容にも◎
・摂り方ポイント
二日酔いで辛い時は、おろしたショウガとハチミツを1:1の割合でお湯に溶いた「ショウガ湯」がオススメです。
早目の対策で肝機能ケアを
いかがでしたか? 食品として摂りやすい成分と、サプリメントで摂取する方が便利だと感じる成分があるので、シーンや用途によって使い分けてみてください。「お酒は美味しくほどほどに」を心がけて、健康に影響が出ない程度に、年末年始のお付き合いを楽しみましょう。