水中の環境をダイエットに生かす

水中運動ダイエットで効率よく脂肪を燃焼しよう
また水は、空気の20倍以上熱を伝える性質をもっており、水に入っているだけで陸上よりも多くのエネルギーを放出します。それが、水中での運動はカロリー消費が大きいと言われているゆえんです。ただし、水に浸かって冷えるだけでは本末転倒。次にご紹介する水中運動の効果を活用して、効率よく脂肪燃焼しましょう。
水中運動の効果

水中は、思わぬメリットがたくさん
■全身運動
・水中での運動は、左右対称の動作を繰り返し、全身運動で鍛えることができる。
■有酸素運動
・有酸素運動の効果により、心肺機能の向上・脂肪燃焼が見込める。
■水圧
・水圧が心肺機能をサポートすることで呼吸筋が鍛えられるだけでなく、心拍数は陸上よりも1分間あたり10拍少ない。
・水圧により、静脈帰還がサポートされるため、むくみが気になる人には効率的。
■体温調節機能
・水中では多くのエネルギーを放出するため、血管の収縮・拡張機能が高まり、体温調節機能が向上。
■運動強度
・水の抵抗を利用し、動きを大きく・動きを速くすると運動強度がアップする。
■負担の軽減
・浮力により体重は陸上の1/6になるため、陸上では足への衝撃が大きい運動や、体重が多い人でも足腰に負担をかけず下肢を鍛えることができる。
水中運動時の注意点
・これまであまり運動をしていなかった人は、運動強度に匹敵する「心拍数」を上げ過ぎないよう配慮する必要があります。・体調が思わしくないときや空腹時の運動は避けましょう。
・運動の距離よりも、時間を目安に行いましょう。
次のページでは、効率よく脂肪燃焼するために、運動強度をご説明します。