防犯/個人情報を守る

「洗濯物」で個人情報がバレた?殺人事件の引き金か(2ページ目)

ありふれた日常の風景が殺人事件を招いた! 当たり前にいつものように干していた洗濯物…。家族構成、性別、年齢等の個人情報が知られる洗濯物が引き金となった夫婦殺害事件から、日常的な防犯対策を再検討しましょう。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

 ターゲットは選ばれる!

ひったくりに狙われるバッグ!

ひったくりに狙われるバッグ!

ひったくり犯は、女性=財布の入ったバッグを持っている→建物側でない車道側に持っている→追いかけて来られないような高齢者、高いヒールの女性 などを選んでいます。

玄関ドアが2ロック(錠前が2つ)よりは1ロック(錠前が1つ)のほうが侵入犯としては手間がかからないので空き巣狙いをしやすいと考えるでしょう。

無差別と思われがちな「通り魔」事件でも、大柄で体格のいい男性は狙われず、子ども、女性、高齢者などが狙われています。スマホなどに夢中になっていて、周囲を警戒していない人も狙われるでしょう。

犯行しやすい相手を選ぶには、目で見て判断しているのですから、すなわち「他人の目に見えるものすべてが個人情報」という自覚を持って、自己防衛する必要があるのです。

1.洗濯物で性別や年代が分かるものは外に干さない
2.バッグは斜め掛けにした上にコート類を羽織る、常に建物側に意識して持つ
3.玄関ドアは2ロックにする
4.歩行中はスマホ等に気を取られない


などに注意しましょう。「人“を”見た目で判断する」ことはその人の人格にかかわることなどでは問題になることもありますが、「人“は”見た目で判断される」ことを理解しておけば、自分の身を守ることにつながります。単純なことでは、スカート姿の女性よりはパンツ姿の女性のほうが痴漢には狙われにくいものです。ハンドバッグやショルダーバッグよりは斜め掛けのバッグのほうがひったくり犯には目を付けられにくいでしょう。

その他、下記のガイド記事をぜひ参考にしてください。

表札や窓からも漏えいする個人情報
続発する凶悪事件!女性の身を守る3つの力

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