「シンコ・デ・マヨ」縁の地、歴史の町プエブラ

pue1

(上)プエブラ州庁舎(下)サポ横丁(C)プエブラ州観光局

talavera

美しいタラベラ焼きタイルで覆われた教会

メキシコシティより東へ約100km(車で約2時間)ほどの観光都市、プエブラ州都プエブラ市。正式名称はエロイカ・プエブラ・デ・サラゴサ(Heroica de Puebla de Zaragoza)。1862年5月5日にイグナシオ・サラゴサ将軍が指揮したメキシコ軍が、プエブラでの会戦でフランス軍に打ち克ったことから、その名がつけられました(アメリカで毎年盛大に祝われる「シンコ・デ・マヨ」は、プエブラ戦勝日にちなんでいます)。人口約149万のメキシコで4番目に大きな都市で、プエブラ市中心部にある歴史地区のセントロ・イストリコ(Centro Historico)は1987年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。

16世紀のスペイン入植によって築かれ、カトリック教の繁栄や、メキシコシティとベラクルス港を結ぶ重要な中継点として発展してきたこの町。天使たちが生んだという伝説があり、プエブラ・デ・ロス・アンヘルス(Pueblas de Los Angeles=天使たちのプエブラ)と呼ばれ、市内のいたるところに天使の像やモチーフが散りばめられています。コロニアルな町並みには、特産の陶器、タラベラ焼きのタイルをふんだんに使い装飾された美しい建造物が多く見られます。プエブラは宮廷料理から発展したメキシコ料理の発祥地であり、グルメ好きなら避けては通れない場所でもあります。また、プエブラ市中心部から西へ8kmの町チョルーラは、5~8世紀頃の世界最大級のピラミッドの上に教会が建てられた独特な場所で、古代文明とコロニアル文化の両方を堪能できます。

プエブラ観光の見どころを案内しています>>>建築・グルメなど魅力あふれる世界遺産の町プエブラ

プエブラのグルメを堪能できるお店を紹介しています>>>無形文化遺産メキシコ料理発祥地プエブラのレストラン

プエブラのおすすめホテルを紹介しています>>>世界文化遺産の美しい街に滞在!プエブラのホテル

チョルーラへのアクセスや観光情報を案内しています>>>25世紀の歴史を持つ古代都市チョルーラとピラミッド


日本からプエブラへの行き方

machi2

フォトジェニックな町並み

最もよく利用されるのが、日本からメキシコシティまで飛行機で行き、メキシコシティから長距離バスでプエブラまで移動する方法です。メキシコシティからプエブラまでは、車または長距離バスで2時間ほど。メキシコシティから日帰り観光も可能です。

空路でプエブラへ行く場合

volaris

国内線ボラリスの機体(C)Volaris

ティファナを含む3都から、プエブラの国際空港(Aeropuerto Internacional Hermanos Cerdan)への便がほぼ毎日運行しています。国内線はアエロメヒコ(モンテレー)、ボラリス (カンクン、モンテレー、ティファナ)の2つの航空会社のみ。国際線はアメリカン・エアライン(ダラス・フォートワース空港)、ユナイテッド・エアライン(ヒューストン国際空港)が運行しています。

プエブラ国際空港から市街への移動は、空港専用のタクシーを利用します(所要20分、料金230メキシコペソ)。ただ、ボラリス利用客(その日の搭乗半券を持っていることが条件)は、50メキシコペソで空港から市街バスターミナルまで専用バスを利用できます(毎日11:15と12:45の2便。ボラリスの飛行機到着時刻に準ずる)。

2012年より、ポポカテペトル火山の噴火が活発化しており、その火山灰によって空港が閉鎖されることがあるので、利用の際には注意が必要です。

メキシコシティから長距離バス利用の場合

ado

長距離バス一番人気のADOの車体(C)ADO

メキシコシティとプエブラ間を結ぶ長距離バス会社で代表的なのが、特等や1等バスを扱う、ADO(とその傘下のAU)とエストレージャ・ロハ(Estrella Roja)です。両社ともプエブラの中央バスターミナル=CAPU(カプ)か、プエブラ市中心部のバスターミナルであるクアトロ・ポニエンテの2つのターミナルを拠点にしています(運賃は120~190メキシコペソ)。旅行者から人気のADOは、メキシコシティの東ターミナル(TAPO)、北ターミナル(Central del Norte)、南ターミナル(Taxqueña)を含むメキシコシティ内5箇所から運行されていますが、最もプエブラへの運行数が多いのが、東ターミナルからの便になります。

またエストレージャ・ロハでは、メキシコシティ国際空港第1、第2ターミナルとクアトロ・ポニエンテを結ぶ直行バス(運賃 270メキシコペソ)を運行しています。ちなみに、CAPUとメキシコシティの北バスターミナル間を運行する長距離バスのATAH(各駅停車のエコノミー・バス)は、近年強盗事件が多発しているので利用を控えましょう。

メキシコシティのバスターミナル所在地や行き先などを詳しく案内しています>>>メキシコの長距離バス

プエブラの長距離バスターミナル

capu2

メキシコ全土からのバスが集まるプエブラの中央パスターミナルCAPU(C)CAPU

caputaxi1

CAPU内の専用タクシー券売所(C)CAPU

プエブラにはADO、エストレージャ・ロハ、Futura、ATAH、OCCなどさまざまな長距離バスの拠点となる中央バスターミナル(CAPU)、ADO やエストレージャ・ロハのような大きなバス会社のみが拠点とするクアトロ・ポニエンテ(4 Poniente)の2つの長距離バスターミナルがあります。クアトロ・ポニエンテはCAPUよりもプエブラの中心部セントロ地区から至近距離で、タクシーを利用しなくても済むので観光客にとって便利です。


 

caputaxi2

CAPU専用タクシー乗り場(C)CAPU

中央バスターミナルCAPUからプエブラ市街までは約4km。バスターミナル内のタクシーチケット売り場で行き先を伝え、チケットを購入してから、タクシー乗り場へ行って利用するシステムです(ターミナルからプエブラ中心街までは80メキシコペソほど)。

バスターミナルから路線バス利用の場合は「RUTA10(ルート10)」と書かれた、プラサ・ドラーダ(Plaza Dorada)行きの黄色いバスを利用します。運賃は6メキシコペソとタクシーに比べればお得ですが、降りる場所を把握していないと利用が難しいので、旅行者向けではありません。

<DATA>
Central de Autobuses de Puebla(CAPU)
住所: Blvd. Norte 4222. Col. Las Cuartillas. Interior CAPU
電話:01 (222) 249 72 11
アクセス:プエブラ中心街から4km。

■Terminal 4 Poniente (テルミナル・クアトロ・ポニエンテ)
住所:Calle 4 Poniente núm. 2110,Col. Amores,Puebla
電話: 01 (222) 2-30-47-97
アクセス:プエブラのセントロ地区から3ブロック

プエブラのタクシー

taxirapido

一般的なプエブラのタクシー(C)TAXI RAPIDO

プエブラ市内には路線バスがありますが、旅行者にとって乗りこなすのはなかなか困難。そこで、活躍するのがタクシーです。プエブラの流しのタクシーは黒ベースで、天井部分が黄色い車体のもの。ほとんどのタクシーにはメーターが付いていないので、乗る前に必ず料金を交渉しましょう。旅行者にとっては、流しのタクシーよりも電話で呼び出すタクシー=シティオ(Sitio)を利用する方が安全です。ちなみに料金の目安としては、プエブラ市内の15分ほどの移動であれば50メキシコペソ以内、プエブラ中心部からチョルーラまで行く場合は70~100メキシコペソほど。

プエブラ州から認可される、バスターミナルCAPU付属タクシー会社。電話での呼び出しやチャーターも可能>>>Servicio de Taxi CAPU
 

気候とベストシーズン

clima

プエブラの4月の空

プエブラは標高2100mの高地にあるため、メキシコシティ(標高2248m)と同様の気候で、明け方や日没後は気温が低いですが、日中は日射しが強く温かいです。基本的には温暖な気候で、年間平均気温は29度。最も暑いのは2、3、4月で最高気温は32度になります。最も寒いのは冬季にあたる11~1月で、夜の気温は零下になることも。しかし、日中の気温が20度以上になることもあり、気温差が激しいので体調を壊さないように注意しましょう。雨季にあたる4~11月は、毎日午後以降に激しい雨や雹が降ることがあり、気温が一気に下がるので上着を持参するようにしましょう。ベストシーズンは雨があまり降らない3月か4月。


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。