メキシコではテキーラよりもビールが人気

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メキシコの居酒屋=カンティーナで飲むビールは最高!

メキシコといえば、テキーラを思い浮かべる人が多いと思いますが、実は世界で6番目にビールの消費量が多い国。ビールは、食事、スポーツ観戦、仲間との団らんの時などで日常的に飲まれています。メキシコにはクアテモック・モクテスマ社と、グルーポ・モデロ社の2大ビール会社があり、およそ20ブランドの国産ビールが販売されています(クラフト・ビールをのぞく)。
近年では、クラフト・ビールも増加傾向にあり、より上質なビールが楽しめるようになりました。ここでは、数あるメキシコビールのなかでも、特に人気のあるブランドを紹介します。
 

メキシコの国産ビールの特徴

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ワカモレをつまみにコロナを飲むのも最高

グルーポ・モデロ社の看板ビール、コロナ(Corona)は、日本を含む159カ国で販売され、メキシコのなかで最も流通しているビールです。メキシコでは、道を歩けばコロナのロゴを必ず見るほど普及しています。薄い黄金色をしたピルスナータイプのビールは、すっきりとした飲み口が特徴。軽めの口当たりなので、ぴりっと辛いメキシコ料理との相性もバッチリ。暑いときに飲むのは格別です。

コロナのような軽く爽やかな口当たりのビールでは、テカテ、ドスエキス、ソル、パシフィコがあり、メキシコならではのグリーンレモン(メキシコのレモンで、ライムより小ぶり)果汁を絞り入れるような飲み方をするにはぴったり(ちなみにコロナの瓶の口にレモンを詰めるのは邪道!メキシコでは瓶をリサイクル使用しているので、入れないように!)。本格ビール好きには黒ビールに近い褐色系のものがおすすめ。クセも若干あるので、グリーンレモンを入れるのには適しませんが、ビール本来の味が楽しめます。
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インディオの1リットルサイズのお徳用大瓶はホームパーティに活躍

日本でも飲める、ネグラモデロ、ボエミアはアルコール度数も高く、高級感もあって美味しいのですが、数あるビールのなかでも、現地でぜひ味わってほしいのが、日本で流通していない、“インディオ(Indio)”と“レオン(Leon)”で、少々苦みのあるキレのいい味。インディオは、クアテモック・モクテスマ社を代表するビールで、メキシコ本国やメキシコ系移民の多いアメリカ合衆国で圧倒的な人気があります。茶褐色で、コクのある味。苦みの後にほんのりと甘みが引き立ち、ピルスナータイプに比べたら少々重い感じ。食事と合わせて飲むよりも、ビール単独の味を楽しむのがいいでしょう。
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クリスマス時期のみ販売のノーチェ・ブエナ

また、毎年クリスマス時期(12~1月)にしか販売されない、“ノーチェ・ブエナ”という黒ビールは濃厚な口当たりで、泡もクリーミー。もしクリスマス、お正月シーズンにメキシコを訪れるなら絶対に試してほしいビールです。

近年では、メキシコ各地にある小さなメーカーのクラフト・ビール(地ビール)も、市場に続々と進出しています。旅先で、当地のクラフト・ビールを試すのも面白いでしょう。
 

現地でしか味わえない!メキシコのおすすめビール5選 

たくさんの種類があるメキシコのビールの中でも、あえて日本未発売のものを選びました。

1.ビクトリア(Victoria)
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家での飲み会にも欠かせないビクトリア

メキシコでは、コロナと同様に、人気が高いビールで、クリアと褐色の中間の、ヴィエナ(ウィーン)タイプ。軽すぎず、重すぎないバランスのとれた、飽きのこない味です。気軽に仲間と飲むときには不可欠。ミチェラーダ(塩とレモン汁を使ったビールカクテル)にしても美味しいです。

2.パシフィコ (Pacifico)
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北部ビールの定番パシフィコ

あっさりとして、いくらでも飲めてしまう、アメリカン・ライト・タイプのビールです。海沿いのシナロア州原産ということもあるのか、シーフード料理によく合います。もちろん、ミチェラーダにしても美味しい。暑い時期にぴったり。

3.カルタブランカ (Carta blanca)
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若者にも人気のカルタブランカ (C) Cerveza Carta Blanca Facebook

1890年に誕生し、歴史があるラガー・ビールですが、近年、人気が復活し、クラブやバーでも販売されています。すっきりとした喉越しと、ほのかな甘みが特徴。タコスなどのメキシコの軽食にも合います。

4.コリミータ(Colimita)
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グルメでおしゃれなコリミータ

豊かな自然があふれるメキシコ北部コリマ州で生まれたメーカー、セルべセリア・デ・コリマを代表するラガービール。キレ味が良く、地元の美味しい水を使っているのがわかります。どんな食事にも合う、バランスがとれた味。同メーカーは、黒ビール系のスタウトや、ペールエール系のビールも驚くほど美味しいですが、まずは定番のコリミータを試してみてください。ここ3年で急成長したブランドですが、国際クラフトビール・コンテストでも評価され、メキシコの有名レストランでも提供されています。

5.ミネルバ/ペールエール (Minerva/Pale Ale)
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安定の美味しさ!ミネルバのペールエール (C) Cerveceria Minerva Facebook

2002年に誕生した、メキシコのクラフトビールのパイオニアが、ハリスコ州グアダラハラのメーカー、セルべセリア・ミネルバ。チョコレートのようなコクが深いスタウトも美味しいですが、柑橘のようなほのかな酸味と、すっきりとした苦味が特徴のペールエールが絶品。食事に合わせるよりも、単独で味わって飲むのに最適。国際クラフトビール・コンテストでも例年評価され、メキシコでは、セブンイレブンや、大手スーパーでも販売されています。
 

メキシコ流ビールの飲み方に挑戦!

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伝統的なカンティーナ(居酒屋)

気のおけない仲間とカンティーナ(Cantina)と呼ばれるメキシコの居酒屋に集まってリラックスしながら飲んだり、時には店内のサッカーやボクシングのテレビ中継を見ながら賑やかに飲むのがメキシコ流。塩とグリーンレモンを切ったものをアテにして飲んだり、グリーンレモンをギュッと絞り、果汁を入れる人も多いです。
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ミチェラーダには、グラスの塩とレモン汁が基本

メキシコならではのビールの飲みかたには、ミチェラーダ(Michelada)があります。グラスの縁に塩(チリパウダーがまぶしてあることも)をまぶし、レモン汁を入れたところ(だいたいグラスの8分の1くらいの量)に、自分好みのビールを注ぎます(好みによって、氷を入れる場合も)。グラスの縁にまぶした塩をちょびちょび舐めながら飲むのですが、しょっぱさ、苦さ、酸っぱさが入り交じった、日本ではなかなか体験できない味なので、メキシコへ来た際にはぜひお試しあれ!最初はビックリしますが、ハマると病みつきになる味です。また、魚介のスープを混ぜた「クラマト( Clamato)」というトマトジュースを加えることも。ドライアイのように、さっぱり飲めます。
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クラマト入りのミチェラーダ

ミチェラーダはメキシコの地方によって味付けが異なり、レモン汁、グラスの塩に加えて、マギーのようなシーズニングソースや、タバスコのような辛いサルサを入れる場合もあります。グラスの塩に加えて、チャモイ(梅のようなフルーツ=チャバカノのドライ果肉とチレを合わせた、甘酸っぱ辛いソース)を塗ったバージョンもポピュラーです。シナロア州、ハリスコ州では、海老のカクテルを投入するメニューも!また、グミ入りのミチェラーダも最近はやっています(味は保証できませんが)。ぜひ、いろんなミチェラーダを楽しんでください。
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