世界遺産/アジアの世界遺産

チトワン国立公園/ネパール(4ページ目)

チトワン国立公園の熱帯原生林には、トラやサイ、ヒョウ、クマ、ジャッカル、サル、ワニ、イルカ、クジャク等々、数多くの野生動物が生息している。そして原生林を歩くジャングル・トレッキングや、ゾウに乗って駆け回るエレファント・ライド、カヌーで川を下るリバー・クルーズなどで、ジャングルや野生動物たちと触れ合うことができる。今回は野生のジャングルが体感できるネパールの世界遺産「チトワン国立公園」を紹介する。

長谷川 大

執筆者:長谷川 大

世界遺産ガイド

チトワン国立公園への道

ゾウと水浴び

ソウラハの村にて。ゾウ使いと一緒にゾウを洗いつつ、水浴び

■エアー&ツアー情報
ネパールの玄関口は首都カトマンズ。日本からの直行便はないので、香港、広州、昆明、バンコク、シンガポールなどアジアの諸都市を経由するのが一般的。格安航空券で10万円前後から、ツアーは5日間20万円前後から。個人旅行者は中国のラサやインドの諸都市から陸路で入ることもできる。

チトワン国立公園はカトマンズの南西約100kmに位置し、ソウラハなど周辺の村までバスで7時間前後。ソウラハから15kmほどの位置にバラトプル空港があり、カトマンズやポカラから飛行機で30分ほど。

■周辺の世界遺産
カトマンズには「カトマンズの谷」があり、チトワン国立公園から西に約110kmほどの位置に「仏陀の生誕地ルンビニ」がある。

世界遺産「サガルマータ国立公園」のサガルマータはエベレストのこと。エベレスト・ベースキャンプへは、カトマンズからセスナ等を使ったさまざまなトレッキングツアーが出ている。

チトワン国立公園のベストシーズン

夏の平均最高気温は約35度、冬の平均最低気温は約5度。盛暑は5~6月。冬でも日中は20度近くまで上がり、日本と比べてかなり温暖だが、夜は冷え込む。

雨季は6~9月。雨のサファリは過酷だし、ヒマラヤの山々の絶景も見ることができない。できれば雨季は避けたいところだ。

世界遺産基本データ&リンク

【世界遺産基本データ】
登録名称:チトワン国立公園
Chitwan National Park
国名:ネパール連邦民主共和国
登録年と登録基準:1984年、自然遺産(vii)(ix)(x)

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