秋のランニングにおすすめの服装は?
秋のランニングの服装
夏場の暑さとは一転し、秋は少しずつ涼しくなり、まさにランニングに最適な気候になります。しかし実は、ウェアなどの選択が難しい時期でもあるのです。走れば暑いものの、じっとしていると冷える。レース中もペースによって体感温度が変わるなど、服装は大きな影響を持つポイントです。
そこで秋からのランニングに合わせた服装について、実際のコーディネートを交えながらご紹介しましょう。あくまで一例ですが、参考にご自身のスタイルに合わせてコーディネートしてみてください。
アームウォーマーで温度調節
気温が15度もあれば、少し走ればすぐにじんわりと汗をかきます。フルマラソンのように長時間のレースなら、もっと寒くても汗が出てくるでしょう。ウェアが汗で肌にピッタリとくっつくと、気になって走り辛いものです。またトレーニング後にそのまま立ち止まると、次第に体温が下がって寒くなってきます。身体が冷えることで風邪などの原因にもなりますので、これは避けたいところです。逆に走る前の時間もまた、寒いとモチベーションが下がってきます。そこで大切なのが、温度調節です。
伸ばせば暖かく、暑くなればまくる
生地が薄いため、手首にまとめても邪魔には感じないでしょう。むしろ、まくっている際はリストバンド代わりに、汗を拭くことだってできます。逆に寒さを感じればすぐに腕を覆わせて、凌ぐことが可能です。特に長い時間にわたって走ると、気温の変化による影響を受けやすいでしょう。
また、トレーニング中に休憩を挟むかもしれません。ペースや状況によって快適な温度を保つために、とてもお勧めです。
突然の雨による冷えから守るシェルウェア
梅雨時期ではなくても、もちろん雨は降ります。秋の雨は想像以上に冷たく、ランニングで火照った身体でも、すぐに冷やしてしまうでしょう。冷えてしまった身体は動きにくくなり、怪我の原因にもなります。すぐに帰宅できれば良いですが、レース中や少し遠くまで走っている状態では、ウェアによって雨から身を守ることが大切です。小型のソフトシェルは寒さ対策の必携アイテム
天気は誰にも分かりませんから、とくに長く走る場合には常備しておきたいアイテムです。
秋にお勧めのコーディネート例
では、実際にコーディネートを見てみましょう。カラーなどは好みで選んでほしいところですが、トレーニングとレースそれぞれにポイントを絞ってご紹介します。<トレーニング>
Tシャツ&短パンを基本に十分な装備を
携帯電話などを持ち歩く人も多いと思いますので、ポーチを使って一緒にシェルなどのアイテムを持参します。遠くへ走るならば、万が一に備えてお金や保険証なども用意しておくと安心です。
長袖では暑いので、半袖のウェアが良いでしょう。寒くなればシェルがあるので、そのまま走り出してしまいます。
<レース>
レースはできるだけ軽装で
アームウォーマーで温度調節を行い、カーフサポーターで脹脛のサポートと同時に、最初から脚の冷えを防止します。その分、ウェアは短めのものをチョイスしておきましょう。
集中力を高めるために、サンバイザーやサングラスもお勧めです。キャップも良いですが、汗がこもるので好みに応じ使い分けてください。
服装といえば、男性より女性の方が気を使うかもしれません。ここからは、少し女性目線でのコーディネートをご紹介していきます。
紫外線は年中無休!女性のコーディネート
特に女性ならば、紫外線の影響は気になるところでしょう。結論から言えば、たとえ晴れていなくても紫外線はゼロになりません。もちろん、これは涼しくなった秋でも同様です。スポーツに集中していると、肌のことなどはつい頭の中から離れてしまいがち。しかし出来ることなら、ランニングを楽しみながら、キレイな肌も維持したいのではないでしょうか。ここで少し、秋のランニングに取り入れたい女性向けのコーディネートもご紹介しておきます。写真とアイテム等のポイントを参考に、コーディネートしてみてください。
1)帽子
頭は、もっとも紫外線の影響を受ける場所。髪の毛も多くのダメージを受けます。そのため、長時間走る際にはキャップを着用しましょう。中でも、ツバは大きめの方がお勧め。生地や形を選べば、髪のダメージを防ぎつつ快適に使えます。 サンバイザーは使い勝手こそ良いものの、頭部を守ることはできません。
2)サングラス
サングラスで目を守る
最近では、女性用のデザインも多く販売されています。色なども合わせて、お気に入りのものを見つけましょう。
3)ネック
首をしっかり守らないと、顔と首で肌の色や肌質が違ってしまいます。日焼け止めはもちろん、タートルネックやネックカバーを上手に使うと良いでしょう。
4)ウェア(上)
素材を選べば重ね着も邪魔にならない
そして、大切なのが色です。
黒は紫外線を防ぎ、熱を吸収してくれます。しかし白は、紫外線を通して熱は逃がしてくれる色です。例えば黒のタートルネックを中に、白を上に着ると、紫外線と熱対策はバッチリできます。秋とはいえ走ればまだ暑いですから、熱対策も忘れないようにしましょう。
日焼け止めは、どうしても汗と時間で効能が薄れてしまいます。ウェアの生地と色を上手く組み合わせれば、日焼け止めの塗り直しができないレースでも安心です。
手は見落としがちなポイント
腕や手の甲は、皮膚の代謝が遅い部分。日焼けだけでなく、もし怪我をした場合にも治りが遅いのです。そのため、手袋や手の甲まである長袖、アームカバーなどで対策すると良いでしょう。
6)ウェア(下)
持ち物も考えてオシャレ・コーディネートで走りましょう
長時間にわたって走る場合、下半身の日焼けも要注意です。腕と同様に、下半身もまた代謝が遅い部分。素敵な洋服を着ても、ウェア焼けがあったら悲しいですよね。ロングスパッツなどで肌を守ることも大切です。色やデザインをアレンジすることで、一番ファッション性を楽しめるのが下のウェアともいえます。
いかがでしょうか?
ランニングを楽しむには、快適さも重要です。スポーツの秋をランニングで満喫するためにも、コーディネートから考えてみるのも良いのではないでしょうか。様々なデザインのウェアやアイテムがありますので、自分流のコーディネートを作ってみるのも、楽しみの1つとなるはずです。
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